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*「あまり」と「ばかり」

違いがあるそうな。古語辞典によると

「あまり」{接尾語}はその数以上をいい、「ばかり」{副助詞}はその数の前後をいう。したがって

「十日あまりばかり」は十二・三日前後の意。とある。

この例文だと複雑でかえってなんか訳分からなくなる気がしないでもない。

国語辞典では

「あまり」{造語}それよりもちょっと多いことを表わす。

「ばかり」{副助詞}ちょうどそう・なる(なった)状態にあることを表わす。とある。

脱線するけど「あまり」は古語では存在してたが一旦消滅した後現代語で造語として復活したということなのだろうか。ってな疑問がちらほらり。

で、今のところの遠州ではどう使い分けられてるのかというと

まず、「あまり」は変化してないが「ばかり」は「ばかし」と変わることが多い。

「十日あまり」と「十日ばかし」というのを例にすると

「十日程」と「十日くらい」という言い回しになってるような気がする。

「どんくらいで出来るう?」

  (どれくらいで出来るのかな?)

「そうさなあ。十日ばかし見てくれん?」

  (そうだなあ。十日くらいを目安にしてくれないか。)

「そうだいねえ。十日あまりででけるらあ。」

  (そうだなあ。十日程で出来るかだろう。)

「ばかし」を「ばか」と代えることも可能ではある。

「十日ばか見てやあ」

これが「ばかり」を「ばっか」にしてしまうと

「十日ばっかででけすかや。」

  (十日くらいじゃ出来る訳ないだろう)又は(十日ぽっちじゃ出来る訳ないだろう)

とか違う方向にいってしまうことになる。「ばかし」・「ばか」でもこういう使い方は出来るが「ばっか」はいい方(出来るという方)では使わない。こういう使い方では他に「っぱか」・「ぱか」とかがある。

古語辞典にあった例みたく「十日あまりばかし」とかいうややこしい言い方はしない。

それと「ばかし」・「ばか」で殆ど用を足していて「あまり」という言い方はあまりしないような気がする。「あまり」を使わない傾向にあるというのが遠州弁での特徴かもしれない。

「およそ十日以内」(十日あまり)と言いたいなら「十日切るくらい」・「十日もいらんら」・「十日で十分」とかかな普通使うのは。

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1-3・遠州弁+古語でお遊び」カテゴリの記事

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