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*おおぼったい

しぞーか県で広く使われている言い回しであるが地域によってそれぞれ微妙にニュアンスが異なっているらしい。

無理繰り訳を捻り出すとしたら(つまり根拠の無い予想)「傷を負う」の「おう」が「傷を受ける」という意味であり「体の異変」とはそこはかとなく繋がるので

「負うぼったい」(原因については思い当たる節がないけどなんかおかしい・いつもと違う)と妄想できなくもないところではあるが根拠がない分説得力は薄いだろうな。

色んなサイトで紹介される訳は

駿河辺りでは「うっとおしい」・「五月蝿い」・「気に障る」

遠州では「腫れ気味」・「むくんでるっぽい」・「若干違和感を感じる」

まあ合わせれば我慢出来る範囲ではあるが腫れ気味などでうっとおしい・気になるということであろうが。

しかし「ぼったい」という言い回しは「~気味・~っぽい」であるのが遠州弁の定義(大袈裟か)であるので駿河での「うっとおしい」という訳のようなそのものずばりを表わす事はないので相容れない部分はある。個人的には「ぼったい」は駿河の言い回しじゃないかと考えているので遠州は変形バージョンなのかもしれないが。

まあ強引に解釈すれば「痛い」程ではなくかといって普通でもない状態が「うっとおしい・五月蝿い」と考えられ同じものだといえなくもない。

共通しているのは身体の異常に関する際に発する表現使いが主流であるということ。「部屋のインテリアがごちゃごちゃしててうっとおしい」というのを「部屋のインテリアがおおぼったい」とは言わないであろうから。

次に視点を変えて「ぼったい」を省いて「おお」となればそのものずばりを差すのかというと。例えば「くらぼったい」なら

「なんか暗ぼったいやあ」(なんか薄暗いよう)が「なんか暗いやあ。」(なんか暗いよう)

となる訳が成立するのであるが「おおぼったい」に関しては

「なんか下腹の辺りがおおだやあ。」

なんていう事はない。「おお」なんて言葉がないからである。つまり「おお」とはなんぞやと考えてもせん無き事であくまで「おおぼったい」でひとつの言葉で分割できるものではないということであろうか。理屈に合わないところではある。

最初に案として出した「負う」が「おお」であれば「負う」+「ぼったい」という図式が成立するんですけどねえ。とにかく「おお」とはなんぞやの明確なものを提示しなければ他所から来た人にとっては「なんじゃそれ?」という言葉のままで習うより馴れろにしかならないものであろう

体の不調を訴えるものなだけに正しいニュアンスが伝わらなければね。使いどころとしては悪くなる予兆を訴えてるような状況で使われる事が多いような気がしないでもない。

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