« *すやい | トップページ | 絶対零度・未解決事件特命捜査 その2 »

*わりかし その2

「割合」と言っている。

「いきなり」を「いきなし」というような系統で「わりかり」とかいうのが元(共通語)かなとも一瞬思ったりもしたのだがそんな筈は勿論なく、元は「わりかた」(割り方)という言葉だそうな。

辞書にも「わりかし」は載っているので遠州弁という訳ではないのだが使用頻度が高いので記載した。遠州では辞書とは若干ニュアンスが異なる「意外と」とか「思ってたよりも」という意味合いで使われることも多い。

例文

「なによを。わりかしいけるじゃん。」

  (へ~意外と美味しいじゃないの。)

「だらあ?喰ってみんと分からんもんだってこうゆうなあ。」

  (そうでしょ。食べてみないと分からないものでしょうこういうのは。)

「見た目くどそうだんね。」

  (見た目はくどそうなのにね。)

「汁真っ黒けだでねえ。」

  (汁が真っ黒だからねえ。)

「かきこまぶすのが味噌かもね。」

「味噌じゃないにかきこは。」

「ばかっつら分かってるわっ。」

注、「かきこ」の説明は長くなるので別記事にありますのでご参照下さい。

辞書にある「割り方」の意味は

副詞 俗語 わりに。わりと。わりあい(に)。{俗に割かしとも言う}

遠州でのニュアンスとしては例文を「わりにいける」としてみると「いけそうになかったけどまあまあいける」という勢いであるが「わりかしいける」とすることによって「意外といい線いってる」みたいな美味しいじゃんというニュアンスであろう。

まあまあ<わりに<わりかし<結構<がんこ

とかいったニュアンス順であろうか。遠州弁的にはこういうニュアンス分けがなされているのではなかろうか。

遠州では「わりかた」という言い方はしない。「わりかと」は使わない訳ではないが多勢は「わりかし」かな。

|
|

« *すやい | トップページ | 絶対零度・未解決事件特命捜査 その2 »

1-2・遠州弁わ・ん行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/48101000

この記事へのトラックバック一覧です: *わりかし その2:

« *すやい | トップページ | 絶対零度・未解決事件特命捜査 その2 »