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わが家の歴史 その2(第三夜)

三谷作品は悪党や対抗・対峙するものは登場するけど悪人や非道を登場させないということで、その法則を決して裏切らないからこそ甘ちゃんの私としてはとても安心して観れるというのがいいですね。誰を愛でてもいいじゃないかという自由さがある。

話の筋を面白くする為だけに人を殺めたりやたらと陥れるというのは作り手に努力というか工夫が足りないのじゃないかと思う今日この頃。家族の誰を注視していっても愉しめるというこのドラマはそういう点では一線を画していてホント色んな見方が出来るもんだ。でも誰を見ても言える事は「バイタリティ」ということなんだろうな。

そんなこんなで見方はホント色々あろうが、主人公の政子(柴咲さん)を愛でるのは王道過ぎるので私は横道をいざ往かん。

まあ、つるちゃん(大泉さん)最高というのの正当性を改めて述べた訳でありますが、それ以外にしぞーか県民として地元の勇がお二人も出とらすでその事にも触れないとね。

 「長澤まさみ」さん。今回は世間知らずのお嬢様、淑女から娼婦への変遷。それに海難事故の際の体を張ったスタント?と諸々今まで演じた事のないであろう事をばなされてましたなあ。演者としてのイメージは世間一般の普通らしさが「長澤まさみ」らしさでもあった風に思えていたのですが「波乱万丈」もいける口でしたな。ばつが悪そうな様なのは相変わらずのお得意ではありますが。

煙草の吸い方がやけに違和感なくて、もしかしてこの人スモーカー?とさえ疑ってしまいかねない姿が印象的でありました。といっても直ぐ煙吐いてましたから実際には飲んではいないみたいでしたけどね。

それにしてもドラマでは売り文句にはしてなかったみたいですけど、「東大出身の踊り子」なんて肩書きついたら相当に興味湧きますなあ。「あそこまでまで見せてなぜもっと見せない」というしぞーか県民にしか分からないであろう深夜Cmの冗句がつい浮かんできました。もうちっと脱がなくても良いから妖艶に腰で踊る様を観たかったな。ってその前に履歴書に東大卒と書けばまっとうな職業選択出来ただろうにと思えるのでこの流転の様は劇的な「波乱万丈」ではありますがなんとなく「波乱盤上」というか波乱を盤上で練ったみたいな作り込み過ぎなんじゃないと思えなくもないところでありますな。こないな激しい流転が八年程のスパンで流れたというのは激流なんてもんじゃないすよね。息つく暇もない感じで。でも行き着く場所があってよかったよかった。ってまた放浪したみたいだけど。ホント理解不能なお人でありますな一之瀬ゆかりという人は。

同じ「波乱万丈」でもつるちゃんは認めてもらいたいが為の男磨きというのが終始一貫してた訳でありますがゆかりの方はそうした一貫性がみられなかった分訳分からなく映るのでしょうかね。

一時期記憶喪失になって正気に戻ったら竜宮城並みな世間になっていて居場所がなくて死のうとしたけど死に切れなくてそんな自分が厭で自らを貶める行為ということらしいんですがなんかそういうとこもよく理解できないところでありました。

でもチープな厚化粧でも十分お綺麗というのは意外でありましたな。Cmとか見る限り濃い目のお顔で綺麗と思ったことなかったんで。昭和顔ってことなんざんしょうか。

血い吐いて突っ伏すとこなんざホント顔面蒼白って感じでリアルでありましたなあ。

とにもかくにも見応えありました。よかったですよ「一之瀬さゆり」役。

 で、もうひとりの地元の勇たる砂羽さんでありんしたが。マリアという控えめでありながら旦那の後にしっかりとついていく我慢強さが溢れててよかったな。野郎目線でいくとこれだけ女性が一杯出てきてそれぞれの人生歩んでる様を観ると、どうしても自分だったら誰を一番嫁に欲しいかななんて考えてしまうのでありますが。私だったら質実剛健なマリアが一番かな。

 それにしても有名人八女家にどっと押し寄せ本妻さん(天海さん)目を白黒という様は痛快だったなあ。でも転居してからは付き合いなくなっちゃったんだろうか。

放浪記ネタもよかったな。なんか尊敬の念が感じられて。

運動会がエンディングの華というのには物凄く「庶民」を意識したけど、数多の有名人と接してはいてもそれぞれ名を残すでもない人達であるという証という風に考えれば確かに運動会は家族にとって一大イベントなんだろうかな。仕事よりも家族の絆ということも謳ってるのかしらん。私はドラマで描かれた時代は知らないので時代考証や背景が懐かしいとかいう感慨はなかった分どうしても人物の生き様というものに目がいってばかりいましたんでそういう意味ではこれで終わり?っていうはっきりしない感じがしないでもないところでした。具体的にどういうものが見たかったのかといわれても返答に困りますが、ナレーションをしてた未来の実は今(現代では)何をしているのかという姿は見たかったなあ。

でも子宝に恵まれたのが長女ひとりというのは。ちと不思議。

でもでもやっぱ第三夜もつるちゃんだったなあ。あ~面白かった。結婚受諾の時のあの表情がとても悦でありました。つるちゃん主役としたら房子(榮倉さん)のウェディング姿でハッピーエンドというのがエンディングでもよかったんじゃと思わないでもないけどそれじゃ当たり前過ぎるということだったのかな。

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