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*ああたらこうたら

遠州独特ということでもないのだろうが、共通語だと「ああだこうだ」・「なんだかんだ」・「つべこべ」などというべきところを「ああたらこうたら」と言う事が多いのは地方性があるかなと思って記載。

似たような言い回しとしては「あちゃあちゃ」(ごちゃごちゃ)・「うだうだ」(ぐずぐず)等があるが感情としてはむっとしてるとか慌てててるとかじゃない普通の状態にも関わらず身が入って(聞き入って)いない・興味が薄いとかいう感覚を伝える効能が「ああたらこうたら」には多く含まれるところが他の言い回しとの違いであろうか。

例文

「こないだなんかおんしゃのあにさおっかさに隠し事ばれてどやばいって往生こいてたそうじゃん。あれどうなったよを。」

  (この間君の兄貴が奥さんに隠し事ばれて非常に窮地に立たされてるって言ってたけどその後どうなったの?)

「なんかねえ、ああたらこうたらゆっててけむん巻いてたよ。」

  (う~ん。ああだこうだ言って煙に巻いてたよ。)

「なによを一件落着けえ。よかったじゃん。」

  (へ~一件落着したのかい。そりゃ良かったね。)

「どうかやあ。わし聞いてても説得力無かったでなあ。」

  (どうかなあ。兄貴の言い分聞いてたけど説得力感じなかったからなあ。)

「大体何ばれたよを。」

  (そもそも何がばれたんだい?)

「それゆわんだわ。薄々は分かるだけど確かじゃないでえ。」

  (それを俺にも言わないんだ。なんとなくは想像できるんだけど確証まではなくてね。)

「助入るだ?」{すけはいるだ?}

  (兄貴庇うの?)

「そんな恐いことでけすかあ。知ってるらあ あねさあど恐いの。」

  (義姉がすげえ恐いの知ってるだろ。そんな恐ろしい事出来るわけないよ。)

「なんたらかんたら」という言い方もよくする。「どうのこうの」・「なんやかや」などという意味使いで多く使われる。

どれもあまり真剣に聞いてないみたいないい加減な空気感を共通語より能天気に醸し出す効能がある。それと自分は第三者・関係ないとかいう立場でいたい場合に使われたりもする。

「ああたらこうたら言ってたにい」だと一応理解はしているが賛同してる感じは薄い。いい訳がましいと思ってる勢いもある。

「なんたらかんたら言ってたにい」だと良くは理解できていないがとにかくこう言ってたよみたいな感じを受ける。

脱線するが「なんしょゆってたにい」だと兎に角要はそう言ってたという勢いになる。

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