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コード・ブルーⅡ その11

 こんだけ猛々しい出来事が一気に押し寄せると、人間が考えられる許容量には個人差はあるでしょうから人それぞれでしょうが私としてはオーバーフローでありまして。それが却って淡々と時が過ぎていくかのようにもある意味思えてくる様でもあり粛々と進む静かなるエンディングのようにさえ映りました。別に詰め込みすぎだとかはしょり過ぎだと言ってる訳ではございません。ついていけなかったという事ではなく走りまわってる気になって余分な事考えてる暇がなかったということです。そんな感じで臨場感がとてもありましたなあ。

またそれも佳しという感じで早かったですね1時間と20分程が。じっくり見直していけばそれぞれの出来事の重たさが分かるんでしょうけど。とりあえずの第一印象はそんな感じでした。

医者個人の人生観を患者や家族に対して反映させるというのはどうなんだろうと思っていたんですけど、前の日にやっていたスペシャル番組の三方っ原の病院での実際の看護師さんの奮闘の様とかを見たらアリなんだなあと思い直しました。

病気を診るのではなく人を診るという考えは緋山(戸田さん)が気持ちを奮い立たせてメスを握る決意をした時の「モノではなく人だと思って切る」というセリフなどで表わされていたのでしょうか。

で、その緋山落ちたかあやっぱし。ま、しょんねえのってか。このドラマの愉しめるところっていくつもあるんでしょうけどその中のひとつとして結果に対しての良いとか悪いとかのハラハラの押し付けじゃなく毎回なんらかのお題の提示がなされてもそれの答え合わせをする訳でもなく、ひたすら存在して時が流れていくという空気感が苦ではないというところがこのドラマが愉しめる要因のひとつじゃないのかと。観てる方としてはそこに居合わせている証人みたいな立場で観てるようで。そんな感じでずうっと観続けて思えてくる事は、おかしな意味じゃなく色々あるけれどそのうちなんとかなるだろうって気になるところでしょうか。

なにしろ全ての患者さんを知恵と勇気と友情とゴッドハンドで助ける訳でもなしそれぞれ個人が心に傷を抱えてもがいている訳でもあるしと描かれている光景はどちらかといえば湿っぽい話しばかりなのにそれでもつい魅入ってしまうのは得体の知れない光明が見えてくるような錯覚に陥るからですかねえ。もちろん逃げ出さない気力と地道な努力の賜物であろうことは必須条件でしょうけど。

早々容易く答えなど導き出せないような高見に登りつつあるという事とも思える訳で大いなる成長記を愛でてるとも言えそうで。もっともとうに凡人の域を超えているんでしょうけど。凡人の自分が生きる上での参考にするには畏れ多いことばかりな訳ですが多少なりとも色んな事を考える機会をば与えてくれたとも思えます。

ホント全体としては重苦しい展開のドラマなんですが毎週愉しみに観ることが出来ました。Ⅲがあるとすれば当然観たい。

おちゃらけた感想を述べれば、酔うと始末に負えん藍沢(山下さん)と白石(新垣さん)というのが面白かったな。最後藤川(浅利さん)が黒田先生(柳葉さん)とフェローの中で一番距離が近いって風に感じられたのも気持ちよかったところです。

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