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*ゆうのいいじゃん

「ゆうのいいじゃん」。「ゆう事いいじゃん」という言い方もよく使われる。

多分遠州弁を知らない人がこれの正しいニュアンスを示せといわれたら苦労するであろう言い回し。直訳したら先ず以って日本語として繋がらない。

「そうゆうのいいじゃん」(そういうのいいじゃない。)とかとは全く異なる意味使いなのである。

「おばあさゆうのいいじゃん『わし知らん』だってさ。」

  (おばあさんの言い分が呆れちゃうよね「私は知らん」だって。)

おばあちゃんのいう事に嗤っちゃうよね・呆れちゃうよね・随分な事言ってくれるよね・とんでもないこと言ったよね・何様だよね

とかいった状況に応じて細かく意味が変わる言い回しである。大雑把にいえば「よく言うよ」みたいな感じと「ねえ聞いて聞いてひどいんだから」的または「ふざけんじゃないよまったくもう」的なニュアンスの表現。パターンとしては「ゆうのいいじゃん」の後にどう言ったのかを復唱するというのが多い。基本女性言葉であり男はあまり使わない。

言い方としては厭そうに言うというのが基本。なにしろ悪口・陰口を言うのであるからして。

この言い方の基本は「ゆう事」(言う)であるが「やる事」とか「する事」などでも使われることがありえなくもない。が、殆ど聞かない。

尚、ごくごく稀であるが「殊勝な事いうじゃないか」・「泣かせることいってくれる」とかいう意味合いで使われる事もある。滅多にないが。視線的には上から目線なので大抵は大人が子供に対して使う場合が多い。こちらでの使い方は男女共用。

「あの子小さいだにゆう事いいじゃん『何かてんだう事ありゃゆって。』だって。」

  (あの子小さいのにこれが殊勝な事言うんだ「何か手伝う事あるなら言って」だってさ。)

例文

「なんかさあ町内会のゴミ当番周ってくるの早い感じしん?」

  (何気に思うんだけど町内会のゴミ当番周ってくるの早い気がしない?)

「結構なんだかんだゆってやらんずるい衆いるでねえ。真面目にやってたら馬鹿見ちゃう。」

  (結構なんだかんだ言ってやらないっていうずるい人達居るからねえ。真面目にやってると損しちゃう。)

「そうゆやあ向かいんとこの家もなんもしんねえ。」

  (そういえば向かいの家もなにもしないよねえ。)

「あそこのおばあさゆうのいいじゃん『うちゴミ出さんだで当番やらんでもいいだあ。』だってだにい。そんで当番やりゃせんだもんで。」

  (あそこのおばあさんの言い分が呆れちゃうよね「うちはゴミは出さないから当番やる必要ない」とか言うんだよ。そういって当番やらないんだからねえ。)

「ええ歳こいてなにゆってるだいねえ。」

  (いい歳した大人が言うことじゃないでしょうにねえ。)

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