ゴッドハンド輝 その4
そういえば院長先生。原作のマンガではつるっぱげの飄々としたキャラだったなあと思い出し。リアルに人が演じるとこうなるのかという感慨あり。渡部さんの存在力+αの忠実性というか模写力に感服いたす所存であります。
いやあとにかくぐいぐい惹き込まれましたです。テンポがよくってしかもぺらぺらじゃなくしっかりと患者側の生き様とヴァルハラ側の葛藤も描きこまれていて中身が濃かったですねえ。困難を極める手術という設定でありましたが、助ける(助かる)に決まってると思っていながらそれでもハラハラする勢いであっという間でありました。赤ちゃんの手が出てきたシーンにはホント感動しましたです。
テル(ひらっち)の仕草も堂にいってきたと言うか、マンガキャラとは異なるテルが出来つつあるみたいです。手術終了後の頭をペコっと下げる時の少し斜めに傾げてエヘっとにやけるような表情や仕草がテルらしいよなと思えてきます。ひらっちのこういう真面目なドラマでこういうことしてもおちゃらけ(受け狙い)に映らないとっぽい感じは自然でありまして、もうお家芸の領域に入りつつあるかのようです。ひたすら世間のイケメンへの需要が多くその需要に応えようと多くの役者さんが努力するなか唯一無二の路線を歩むひらっちはいいよなあと応援する甲斐があります。やっぱ樹里ちゃんかしほりんとの共演を観てみたい欲に駆られますな。
小さな事からコツコツとじゃないですけれど、些細なものでも見逃さないテルが巨大な難問にぶち当たると言う時には普段は変身してスーパードクターになるのですが、今回はそういう感じではなくてひとりの人として手術に立ち向かった印象がありました。成長したということなんでしょうか。まあこの回の主役は院長先生でテルはサポートでありましたけど。
手術中のシーンの音楽にクラシック調ではなくジャズっぽい音楽が使用されていたのは目新しいことなんでしょうか。命という尊さと手術の格調とかを表現する荘厳さではなくスピード感の表現を選択されたということなでしょうか。ロック調とは又違った種類の緊張感(緊迫感?)も感じられたんで存外違和感が無いもんなんですねジャズっぽくても。
唯一イマイチ分からなかったのは必ず死産で生まれるというのがなんで?ということでした。そういうもんだと相場が決まってるみたいでなんでどうにもならないのかというのがちょっと。それともその説明の部分見落としたのかな私。
なんかようやっと油が回ってきた風にも感じられるのに全6話で残すところ後2話というのはやっぱ少ない感じがしますです。もっと観たいけどもうすでに番宣の告知してた次に控えしドラマがそりゃもうの名前勝ちみたいな勢いなんで如何ともし難い要望なんでしょうかね。
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