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*あれ

意外な事に気づいたりした際に出る言葉。「おや」とか「え?」みたいなものか。男女共用。

例文1

「あれあんたこんなとこいていいだ?」

  (おや?君はこんなとこにいていいのか?)

「なによをいちゃかんだけ?」

  (いてはいけないのかよ。)

「だってきんのう電話で必ず伺いますっつってんかったけ。山田さんとこにい。」

  (昨日山田さんのところに電話で必ず伺いますって言ってただろう。)

「やっべっ。そうだった忘れかあってた。」

  (やばいそうだった忘れかえってた。)

例文2

「このくっさぶいになんでいっつもそうめんなんだ?」

  (どうしてこんな寒い日なのにいつもそうめんなんだ?)

「あれこないだこれでいいっつってたじゃん。」

  (え~?この間これでいいって言ってたじゃないの。)

「だれんそんなことゆったよを。いっちゃいんにい。」

  (誰がそんなこといったんだ。言ってないよ。)

「ゆったじゃん食欲ないで暫くそうめんばっかにしてって。」

  (言ったでしょう。食欲ないから暫くはずうっとそうめんにしてくれって。)

「いつの話ししてるだあ夏のこんじゃんかあそれ。」

  (いつの話ししてるんだよ。夏のことじゃないかそれは。)

「あれなにゆってるよを」だとその訳は「ちょっと何を言っているの?」。

「あれこれそれ」の「あれ」ではなく感嘆詞の「あれ」。童謡かなんかでの「あれ松虫が鳴いている」の「あれ」。イントネーションも歌とほぼ同じ「あ」を強く言う。意味についてはほぼ辞書に記載されているのと同じなので省くとして。

辞書に載ってるくらいだから方言ではない。ないけれども遠州弁での使い場所・頻度については地方性があるかと思って記載。男女共用だが頻度は女性の方が多い気がする。

女性言葉に限れば「あら」というのが一番ニュアンスが近い共通語か。しかし男はあまり「あら」は使わないので適当な言葉が思い浮かばない。

意外とか心外とかいった時に発することが多く訳すと「え~?」とか「そんなあ」とか「ちょっと(待て)」みたいになることが多い。たまあに調子合わせで意味を持たない場合もある。

「ほい」ほどに上から目線でもなく「いやだやあ」ほど近い距離でもない。程よい距離感があって使い勝手はいい。近い言葉では「うそ」というのもあるがこちらは連発すると印象が悪くなる効能があるので口癖になると注意されやすい。

「あれえ」という言い方もあるが「あれ」との違いは「ちょっと」が「ちょっとお」とか「おや」・「あら」が「おやあ」・「あらあ」になるようなものか。

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