« *あれ | トップページ | *やりさいすりゃ »

ギネ・産婦人科のおんなたち その9

 最終回。医は仁術、医は人海戦術そしてついには塵灰戦術ってか。一度返上して再起を目指すという終い方でありました。

に、してもこれはデジャブーかと思ってしまう程に再び手術室が大渋滞という巻でありました。後手に廻された瀬川(内田さん)の運命や如何にという展開は、以前の二の舞じゃあ洒落にもならないだろうから成功するにちまいないと思って観てはいたんですが、大分ハラハラして観てました。

全体的な印象で言うと、悪意も悪党も登場しないドラマである事は私の好みとするものでありますが、それにしてもな暗雲が幾度か柊達に襲ってきて抑圧感に満ちた印象でありました。確信犯のような苦しめようという悪意が存在しないのにこのプレッシャーってのはそれだけやばい状態に陥っているってことの証ということでせうか。

終ってみれば君島先生(松下さん)は男気をみせて教授にまで突き進み皆の希望を牽引する馬力を見せ付けてなるべくしてなった勢いがあって心地よかったところでありました。

柊先生(藤原さん)と玉木先生(上地さん)は成長記というか人として医師としての成長を愛でたということでせうか。

薄らほのかな光明が見えそうなって勢いの後味のすっきりした感じでありました。

 松下由樹さんは兎にも角にも男前だったなあ。こういう上司の下で働いてみたいなあとぞ思ひけり。最近昔録画したビデオの整理をちょっとしててで「振り返れば奴がいる」を観たんですが、あの時の新米医師を演じてらした松下さんと見比べると益々もって「おお~」という感じになりました。

昔の方がよかったということではなくて、いい意味で歳相応に「今が一番いい」って思える役者さんでワンパターンキャラではなくいつみても歳と共に光り方が変化しつつ映える役者さんだよなあと。

 藤原紀香さんはイメージを覆されましたな。それまではタレントさんとしてのどこを切っても金太郎ならぬ「藤原紀香」ってオーラのイメージを感じて役者さんには向かないんじゃないかと思っていましたがこのドラマでは役者さんだと思いました。なんていうんでしょう、役者さん(銀幕のスター)が放つ例えばどの役演じても「石○裕○郎」みたいなオーラとは異質なものをそれまで感じて同じオーラを放つにしても役者とタレントさんのそれは別物と思っていたのですが、このドラマでは柊奈智にしか見えませんでした。うまく気配を消されたというか役に同化したというか「藤原紀香」の存在を忘れて観てました。

 当初同性ということもあり玉木目線でドラマを追っていたんですが後半部分から随分とはしょられたようでちょっとおいてけぼりのような印象を感じなくもなかったですな。だっていつのまにか婚約してるし海外留学とかもだけど、最後やっぱ残るという心境に心変わりする心の揺れとかも殆どはしょられてしまってたんで。まあその分入れ替わったように須佐美教授(國村さん)の出番が多くなったんで乗り換えてついていけはしましたが。

 内田有紀さんはお綺麗であらっしゃったなあ。背中の紋々をみるとその波乱万丈な人生を追うだけでドラマ一本作れそうな気さえする感じがします。最初フニャフニャした物の言い方してたんでなんだこいつはという印象を持ったのですが後半に進むにつれて興味が増してくる勢いでありました。

 ユイカは相棒の玉木先生が後半随分はしょられたあおりをくらったかのような印象で嶋えりなという人物を想像するには情報が少なすぎた感じです。なんで好きになったのか修羅場を乗り越えて婚約にまで至ったのかにも拘らず最後は表面上あっさりと引き下がったのかとか。もちろん相手を思い遣っての三行半でありましょうが。そもそもなんでギネなる分野を志したのかとかも。

|
|

« *あれ | トップページ | *やりさいすりゃ »

2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/46925133

この記事へのトラックバック一覧です: ギネ・産婦人科のおんなたち その9:

« *あれ | トップページ | *やりさいすりゃ »