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*なにがあ(憤慨調)

「が」の発音が鼻濁音であるならば「なにが?」という共通語と同じ「どうかしたの?」という意味合い及び「すっ呆け」の使い道であるが。

鼻濁音ではなくきっちり「が」と発音したならばその場合の意味は

「なんだよ文句あんのか?」又は「ごちゃごちゃ五月蝿い」というニュアンスになる。アクセントは当然「が」を強く言う。

つまり怒ってるモードに突入してるというアピールであり受け手は警戒を怠ってはならないことになる。

また。この表現を逆手にとって「なんちゃってむかついてるぞ」パターンとして使うこともある。つまり「嬉しかない」とか言いながら内心は「嬉しい」みたいな。照れ隠しとか図星な時とか。

まあこれらの言い方が遠州独特かどうかは定かではないが。鼻濁音のあるなしをしょっちゅう使い分けてることは確かである。

例文「が」のはっきしバージョン

「そこんさあ いれこになっちゃいんかあ?だで閉まらんだらあ。」

  (そこあべこべになってないか?だから閉まらないんだろう。)

「なにがあ。わしん やりよい ように やってるだで いいじゃん別にい。」

  (なんだよ文句あんのか。俺のやり易いようにやってるんだから構うな。)

「そんなむきんならんだっていいじゃん。気になったもんでゆっただけだで。」

  (そんなむきにならなくたっていいだろ。気になったから言ったまでだから。)

「いらんこんだで口はさむなやあ。」

  (余計なお世話なんだから口をはさむなよ。)

「おおそうけ。そんじゃ なんかあってもわし知らんでねえ。」

  (ああそうかい。それじゃあなんかあっても俺は知らないからね。)

例文「が」が鼻濁音のバージョン

「そこんさあ いれこになっちゃいんかあ?だで閉まらんだらあ。」

「なにがあ?わしん やりよい ように やってるだで いいじゃん別にい。」

  (なんか変?自分のやり易いようにやってるだけで別に構わないでしょ。)

「なにがあじゃねえよ。そんな自分勝手なやりようしとるとヘボこくにい。」

  (なんですかじゃないよ。そんな自分流でやってるとミスするぞ。)

例文 本心隠しの場合

「え~なによを100点けえ。いいなあやあ。」

「なにがあ。たまたまだよ。」

「陰でがんこ勉強してるだらあ。」

「人のことゆえもしん あんただって悪かないじゃん。」

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