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曲がれ!スプーン

 一遍観ただけでなんやかんや言うのは趣旨に反するので本筋に関しての感想はDVDとかで観直ししてから書こうということで、ここでは率直安直な感想と頓珍漢な感想を。

 素直に浮かんだ印象は、とてもストレートな一所懸命に夢を信じて頑張る人への応援画だなあと。米ちゃんの想いがとても素直で可愛いなと感じましてでありました。

元は舞台のお芝居ということだそうだけど、壁に貼り付けてのお仕置きとかテレポーテーションさんの初登場の仕方とかは舞台でどうやって見せたんでしょうかねえ。

米と皆が出遭うまでの情景が結構私好きだったんですけどこれも舞台で表現されたんでしょうかそれとも映画だからこその話しなんでしょうか。あの空回りの状況の中でのひたむきな姿が徐々に翳りを帯びていく姿に変わっていってこそのあのご褒美の喜びな筈でしょうから。

 観終わっての余韻は、ほっこりする映画だなと。観に行ってよかったっす。

 本広監督にとって舞台のお芝居を映画化するというのはライフワークみたいなもので商売二の次という意気を感じるのでありますが。それだけにヒットメーカーと言われる所以の作品とはその趣が異なるだけに観客動員数を誇るのではなくどれだけ観た人の心に残るかが味噌なのでありましょうか。もちろん商売繁盛に越したことはないでしょうが。

私の曖昧な記憶によれば、この「曲がれスプーン」は「スペーストラベラーズ」・「サマータイムマシンブルース」に続く第三弾にあたる「映画と演劇のコラボ企画」作品の筈。恥ずかしながら二作品とも映画館で観るチャンスがあったにも拘らず見逃してDVDで観たというのが実情でありまして。特に「サマー・・・」はそれ目当てで観に行ったのに前日で上映終了してたという痛恨の極みを味わってしまっておりまして。なので今度はそういうことのないようにと風邪ひいてるどころじゃなく気合い入れて観に行きました。

やっぱ無駄が無いですよね展開が。寄り道かと思えたものでもしっかり繋がっていたりとかして。それぞれの登場人物も役割分担がはっきりしてるというか判り易いというか。ある意味裏切りがないだけに安心して観れるのがなによりありがたいことです。まあ、リンクを無駄といったら洒落になりませんからそれは当然別格ということですけど。

それにしても本広作品だからリンクを一杯張っているんだろうなとは思っていましたがやっぱ半端なく張ってられてましたです。それらのネタは金600円也のパンフレットに記載されてましてそれは観てのお楽しみでしょうからあれですけど、あえて遠州弁で言わせてもらえば「やたらくしゃだあだあにあってとてもいちいち書きおおせんわあ。」ですわいな。パンフに載ってた以外にもあったような気がしたんですけど気のせいなんでしょうか。

とにかく舞台を映画に移築したというものではなく映画だからこそ表現できる息吹きとリンクという遊びを豊富に含ませたミネラルたっぷりって感じでしょうか。

でもなんだろ画に奥行きがあまり感じられなかった気がするんですけどこれも気のせいでしょうか。なんか平面的な印象を持ちました。

 それと本広作品だからという興味以外に気になってたもうひとつは紅一点の「長澤まさみ」。

この人はどこを切っても「長澤まさみ」であり役に憑依するタイプではなく役を引き寄せるタイプであろうと思えるだけにどうなんだろうこの役はと観る前は思っていたんですが、観てみたら違和感ないどころかへ~ってなくらいアリだなあという感想を持ちました。どちらかというと受けたり反応するタイプではなく攻撃を主体とするフォワード系の役者さんという感じが強かったので米というキャラは意外でありましたが頑張れと応援したくなる米ちゃんとして申し分なかったです。

ラストフレンズとかでも自分とかけ離れたキャラを演じておられてその時はどことなくざらつきを感じたりもしたんですが。この映画ではそういったざらつき感は感じなかったです。パンフの中でも自分とは近くはないと述べられておられますが、もしかしたらどこかで自分の気づかないけど米と共鳴してる自分みたいなものが現れていたのでしょうか。それとも演技の幅が広くなったということなんでしょうか。

よく分かりませんが、でもやっぱどこをどうみても「長澤まさみ」だったなあ。いい意味で。「長澤まさみ」=「桜井米」はアリだと思いました。

そうそうそういえばコメディエンヌに挑戦みたいなニュアンスの事が書かれていましたけどそんな感じはしなかったし米観て笑った記憶がないや。

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