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JIN・仁 その5

 花魁・夕霧(高岡さん)に涙ぼろぼろでありました。

ペニシリンが出来るまでの苦難の途も仁(大沢さん)の想いが伝わってきてそれはそれは感極まるものでありましたが、それよりもなほ夕霧のおのが身を恨むでもなく人に優しく感謝の念をもって清く生きた命の尊厳みたいな重みと生き様の儚さが相まってその末期の言葉にぐっときました。

あえて列挙はしませんがホントにいいセリフが並んでたなあと。もちろん花魁・野風(中谷さん)の献身ぶりがあってこそのもののあはれでありまして。こうして今一度観直していてもその想いが色褪せる事無く涙してしまいます。

「おさらば ええ」

歳と共に涙もろくなった訳では決してなくむしろ歳とともにひねくれ具合が増した感のある私でさえ泣けてきたんですからこれは万人が感じる事が出来るいいシーンだったといえるのではないでしょうか。

まあそうは言っても天邪鬼たる面子を守る為にもあえてまとめるとするならば、いい奴ほど早死にするというお約束は美人薄命とともに鉄板だよなあとつくづく思えてくる感じ入る次第でありました。

 大きなストーリーでは、ここまで医療の進歩の針を進めてしまって、たとえお天道様は見逃したとしても世間は放って置く筈もないよなあと思えていたら案の定でなにやら権力闘争の暗雲が立ち込め始めていくようで、昔も今も白い巨塔はそびえ立つってか。仁が行おうとしていることはたった独りで出来得るものではなく全てが人力とはいえそれ相応の後ろ盾が必要とするものであり「私は純粋に患者を救いたい」とかいう青臭い理屈では厳しいものになっていくんでしょうか。このドラマであまりそういう手練手管を観て愉しみたいという気にはなれないんでそういうのは緒方洪庵先生(武田さん)が防波堤となって今まで通りのびのびと純粋に患者と向き合う仁先生であって欲しいところですな。

 ところでこれにて吉原で仁がすべき事はなくなって野風との関係は暫く平穏というか逢う事も控えめになるんでしょうかねえ。もし繋がるとしたらどういうことで繋がっていくんでしょうや。

 そうそうペニシリンの効能はともかくその歴史と作り方の講釈はど素人の私にも分かるものでありました。真似して害を及ぼす輩が現れるようなものでない限りはこういう素人視聴者に対しての親切丁寧はありがたいところです。

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