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*でれれんとでえれん

本人はいたく切羽詰まって「でれれん でれれん よを」と連呼して助けを求めていたとしても口で太鼓のまねとかでもしてるのかと勘違いされてしまいかねない「でれれん」という表現。普通に共通語だと思っていたが理屈で考えると遠州弁っぽい。

「でれれん」とは「出る事が出来ない」つまり「でられられない」ということであるが。

遠州弁の必殺技「ら」抜きの2連発と「ない」が「ん」に変わることによって「でれれん」となる。という理屈が成り立つ。つまりこれは遠州弁か。

「でえれん」もその意味は同じであるがこちらは「出られない」の変化したものであろうと思われる。「でれん」という言い方ももちろん存在する。

緊急性というか切羽詰まった感は「でれれん」の方が強く「でえれん」の方が冷静さがある。それと「でえれん」は「出れる状況にない」というニュアンスも含むことになる。意味が同じということでは「でれれん」=「でれん」=「でえれん」だが「でれれん」と「でえれん」は必ずしもイコールではない。

では「出られられる」はどうなるかというと「でれれる」となり「出られる」は「でえれる・でれる」となる。

これに「だろう」をつけて「出られられるだろう」を直すと、「だろう」は「らあ」または「らろ」と遠州弁では変わるので

「でれれるらあ」・「でれれるらろ」

ら行が続くので全部ら行で成立するか冗談で試してみる。「変なガス吸って頭がラリった」の「ラリる」。これを「出る」と替えてみると

「ラリれれるらろ」(ラリることが出来るだろう)

というのが成立し、やってやれないことはないということになる。でもまあこうなると「ら」を抜かずに

「ラリられられるらろ」とする方がよりややこしくはなるが何故かしっくりこない。そりゃそうだな方言でもなければ共通語でもない宙ぶらりんだから。

言葉遊びをもうひとつ。語呂で遊べば

「でででんとでててでれれんもんはでれんでげれんでんまわった」

  (デデデンと出ていて出られられないものは 出られないので ゲレンデの方に周った)

「デデデンと出てて出れんもんは 出れんで ゲレンデん 周った」

例文

「こりちゃったやあ。出口がんこ狭くてでれれやせんくて往生こいたわ。」

  (懲りちゃったよ。出口が凄く狭くて出れなくて大変だったよ。)

「それでどうしたよを。」

  (それでどうしたの?)

「しょんないもんで、でれれんでれれんっつって大声だいて助け呼んだだよ。」

  (仕方がないから出れないよ~って大声出して助けを呼んだのさ。)

「そりゃやっぱ自分デブってるもんだで出えれんかっただらあなあ。」

  (それは多分あんたが太ってるものだから出れなかったんだろうなきっと。)

「失礼こいちゃうやあ。じべたに置けれん荷物がんこ持ってたもんでだよ。」

  (失礼な事言うじゃないか。地面に置けれない荷物を一杯持ってたからだよ。)

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