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赤鼻のセンセイ その10

 院内学級が存続するなら続編を作って何年か経って新しい生徒との対話を描いて欲しいと思っても、視聴率が芳しからずやとてそは叶わぬ夢まほろばか。

和田(須賀さん)は諦めない心を糧として病気と闘い九死に一生を得て無事復活。院内学級は院長先生(上川さん)の一念発起で存続と八方丸く収まる終焉で。終ってみればそれぞれの、心の内の成長記という在り様でありました。

真面目な展開でありましたので私みたいなおちゃらけを悦とするような者がふざけた感想書いたら撥が当たりますので、いつもの的な感想はありません。

このドラマを観ての大雑把な印象としましては、「院内学級」というものの存在を知ったという事。それは普通の学校とは必ずしも連携していないものなんだと。じゃあなんで存在するのかというと入院という閉塞感を打ち破るものであり、好奇心を持ち明日という希望を感じさせるところなんだろなと想像しました。

香椎由宇さんの整った顔はきりりとした役が似合うなと思った事。思いっきり言い合うシーンが印象に残りました。キンキン氷のような冷酷な矢を放つみたいな突き放しつつ追い込むタイプかと思いきや存外聞く耳がありつつ優しさが垣間見られて温い感じがしました。

上川さんの小心者という役も違和感なく、とんでもなく幅が広く色んな役を演じられるんだなあと改めて感じ入ったこと。個人的には医者の時にはピシっと、普段は優しすぎるのが災いして優柔不断になるという二面性を魅せて欲しかったところではありました。

大泉洋さんって「水○どうでしょう」とかの一番下っ端(やんちゃな弟分)というイメージがあったんですけど今回はいい兄貴分というか大人と子供の橋渡しみたいなポジションに映り、こういう役もありだなと思いました。多少無責任なくらいに映るくらいが似合ってそうに思えました。

 役者さんがこれだけ揃ってても多くの人が脇に甘んじ過ぎていてなんかもったいない感じがしました。石原の内面については最後まで分からないものでしたので、こういう作りなら八重樫(神木さん)目線でドラマが展開して行くほうが起承転結にめりはりがついて観やすかったんじゃないのかと思いました。

希望も夢も自暴自棄になっていたけど破天荒な石原に感化されて望みを抱くようになると共に一緒に病気と闘う同士を見て生きるとはなんぞやという深い問いかけにも直面したりして大人の階段を登りつつ最後卒業していって普通の生活に戻りふとボクにとってのあそこはなんだったのかみたいな総括してエンドみたいな。勝手な妄想ですけどそういうのでこの世界を観たかったなと。

 テーマというか「院内学級」の意義というものが私みたいな漠然としか観ない視聴者にとっては主人公石原(大泉さん)の成長奮闘記という側面が強く感じられ院内学級の置かれている現状とかが曖昧すぎてもうちっと明確に提示して欲しかった気がしないでもない感じでありました。

 それにしてもこれだけあたふた終わるみたいな印象を受けるのは本来11話という想定で話しの流れが組み立てられてたのが急遽変更になったみたいな感じを受けます。

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