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コールセンターの恋人 その10

 南極アイスに足向けて寝られない。それじゃあ北枕だろうというのは一瞬何の事か分かりませんでしたが暫くしてああなるほどなと。しっかしコールセンターの人達は即反応してるってのは皆頭の回転が速いということで。やっぱアホじゃこの職業には向いてないんだろうなと。そういう意味でも私には勤まらないと言うことでまずは一安心。

相手がなにを言ってくるのかどういう論法で責めてくるのか。千差万別で予測不可能な電話に即反応しなくてはならないのでしょうから経験値だけでは対応しきれないということなんですかね。

 最終回は頭から青響(ミムラさん)失踪という展開から始まっていまして、前回の終わり方からすればひと悶着すらなくで、なんか置き去りにされたみたいな印象をば受けました。とにかく青響のいないコールセンターでのぽっかりと穴の開いた空気感が一面に覆っておりましたとさ。

で、ブログを勧められて始めて、今までをかいつまんでの前回までのあらすじをじっくり長々と説明してるようなもんだなと思いながら観ていたんですけど、それ以降の展開は締めに向かって突き進んでいって怒涛のハッピーエンドに邁進されてました。

 ドラマ全体のストレートな印象を言えば「もう終わりかい」という感想です。主人公がコールセンターに飛ばされるまでが結構劇的でその後の日常が案外淡々という勢いに感じられたんで。頭を巡らしてじっくり考えれば毎回登場するお客さまにしたって商品に纏わる出来事にしたって刺激的なものばかりなんですけど、だけどなんか淡々と馴れていくというか染まっていく主人公の変遷を愛でていたみたいな。元から出来た人というイメージも都倉にはあるんで成長というよりやれば出来る人という意識改革なんでしょうけど不思議と心底困り果てたっていう印象が都倉にはない印象でした。

ある意味ヤマだらけで起伏が乏しく感じられたということなんでしょうか。

 クレームという凶事を解決するためには胸襟を開くが肝要で。そのためには自らも矜持を棄てて相手を警戒せずに心を開く。さすれば分かり合える瞬間が訪れる。という論法は理にかなっていましたが守るものがある人にその教えは言うは易く行うは難しであってその配分が良く分かりませんことよ。青響や都倉のように24時間戦える後顧の憂いのない人には可能でしょうが凡人にはなかなかね。

もう少しプロの技術を伝授して欲しかった感じがしますです。 

 このドラマの目新しさは、トヨタが子供店長を起用してドラマのシチュエーションの中で広告をぶってる見事なタイアップなところですが、最終回ではホンモノのテレフォンショッピングのCmが流れていまして「やるなあ」と。残念ながらナビゲーターの人の口上のものではなくて南極アイスとの比較とまでは行かなかったのですが刺激的というか食いついてしまいました。残念ながら自分では使い道がない商品でしたので電話することはなかったですけど。

これ最初っから(第一話から)色んなホンモノのテレフォンショッピングのCmで溢れていたら痛快だったよなあと思えます。まあそうなると世の中広いですから現実とドラマを混同してアイスの商品を注文してしまう人が現れるやもしれませんですが。

 私DVDを焼いてそれにタイトル書くのはプリンターではなく手書きなんですけど、無意識に「コールセンターの変人」と書いてしまったことが二度三度。普通じゃないよな青山響子。そんなインパクトが先行するドラマでありんした。

頭もどちらかといとボサボサ系で家には着替え等身づくろいの為に帰るだけという割にはいつも同じ服装してたイメージで決してお美しいキャラではございませんでして、なんと申しましょうか微妙なキャラでありました。異性として好きになれるかといえばそりゃないなでありましてあくまで距離を置いて頼りになる同僚だったら有り難いと思えるような印象でした。

 主人公はあくまで都倉(小泉さん)なんですけど周りの個性的なキャラの人達の中に埋没してしまって、いい顔立ちやいい性格で根性もアリとかいう際立ちだけでは決して目立たないものなんだなと知りました。このドラマでは見受けられなかったけどなくて七癖じゃないですけど決め台詞というか十八番の仕草や表現があった方が有利なんだろな。

 苦情処理の場を物語にするという発想はナイスな目の付け所だと思うのですが、他のドラマみたく医療の現状を訴えるとかそういう世界を知らしめて観てる人が自分はどうかと問うて。直すべきとこは直そうと思わせるような他人の振り見て我が振り直すみたいなものが薄かったかなと。当初は訳ありだとか偉いさんからのクレームだとかでそういう匂いがあったんですけど後半部は若干薄味になった気がしました。

まあタイトルに恋人ってのがついてますからラブストーリーにそんなものも求めるなよといわれればそれまでですが。

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