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*がんこ

「とんでもない人」・「ついていけない人」という意味で使われることがある。

似たような表現で「ひょんきん」という表現もあるがこの違いは「ひょんきん」が意外性や想定外を感じ「がんこ」は度を越えたという勢いになる。

どちらも常識を外れてるということでは大差ないのだが、「ひょんきんな人」・「がんこな人」と「~な人」とつけると他人行儀な感じになるところは同じである。

似たものをさがすと「えらい」・「ど」・「ばか」という系統が近い。つまり「がんこ何々」というべきところの「何々」(例えばケチとか)をはしょった言い方ということであろう。

共通語の「頑固」とは明らかに意味合いが異なるのでこれは方言かなと。

例文

「あいつがんこだにい。」

  (あいつはとんでもない奴だよ。)

「なにがあ。」

  (どうした?何があった?)

「こないださあ。一回こっきりつかみ取りっつうの一緒にやり行っただけどやあ。根がごうつくだか知らんが気い済むまで何度もやり直すもんだで後ろだあだあに並んじゃって店の人にど渋い顔されて往生こいただよを。一緒にいていづようなかったわあ。」

  (この間ね。チャンスは一度きりというつかみ取りのイベントに一緒に行ったんだけどさあ。性根が強欲らしくて自分が納得いくまで何回も握り直ししてたものだから後ろの列が物凄く並んじゃって。店の人に苦虫噛み潰したような顔されて身の置き場がなかったよ。)

「周り見れんだけだらあ。後ろの迷惑なんざとんじゃかねえだらなあ。」

  (そこしか眼中にないんだろうな。後ろの迷惑なんて考えてもいないんだろうな。)

「に、したってやあ。はあええらあっつう風にさりげなくゆっただに聞く耳もたんだもん。勘弁してくれだよ。」

  (それにしてもそれくらいでもういいだろって感じでさりげなく注意したのに聞く耳持たなくてさ。本当に参ったよ。)

「でどうしたよを。」

  (それでどうしたの?)

「はあついてけんでうっちゃってきた。」

  (もう付き合ってられないんで見捨てて先に帰った。)

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