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*こ

遠州弁では「来い・来な」という意味で使われている。

古語辞典では「こ(来)」、「く(来)の命令形」と記されているので古語の生き残りとして遠州ではまだ使われているということか。というか「一緒にいこ」という言い方が「いこう」の略でなくこの「こ」の使い方であるならば遠州だけに残ってるという訳でもないがまあ頻度が多いというのは特徴ではあろうか。

ただし遠州では命令口調の一歩手前みたいな強力な依頼という感じで使われることもある。

「こう」・「ごう」という言い方もあるが、こちらは「来て」といった要請的な感じになる。「乞う・請う」とかいったものではないと思われるが定かではない。

それと「こう・ごう」という言い方はなんとなくではあるが遠州弁ではないような気がする。というのも「ごう」とか言われるとなんか違和感を感じるのであるがこれは自分だけなのかもしれないので強く言い切れない。

ちなみに「来るでね」(来るからね)というのは遠州弁では「くっでね」となる。

例文

「なんかもこうの方でえらい音したけど。なんだいや。」

  (なんか向こうの方で大きな音がしたけど。どうかしたのかなあ。)

「やあおんしゃちょっと行って様子見てこ。」

  (おいちょっと行って様子見てきてくれよ。)

「なんでわしん行かんとかんよを。自分行きゃあいいじゃん。」

  (どうして俺が行かなくちゃいけないの。自分が行けばいいじゃないか。)

「ぎゃあつくこくなやあ、ちっとばかのこんでひゃあひゃあゆっちゃかん。」

  (つべこべ言うんじゃないよ。ちょっとのことで文句言うじゃない。)

「なにこいとるよを。こういう時きゃあ率先してほいじゃわし行って見てこすかぐらいのことはゆうもんだにい。」

  (何言ってるんだ。こういう時は率先してそれじゃあ俺が見に行くかぐらいののことを言うべきだぞ。)

「なんでそんなこんせにゃかんだあ。」

  (なんでそんなことしなくちゃいけないんだ。)

「あんた管理責任者じゃんかあ。怖いだ?」

  (自分管理責任者だろ。怖いのか?)

「ふんだだこたああらすかや。」

  (そんなことあるわけないだろ。)

「ほいじゃ見てきい。」

  (それじゃ見てきなよ。)

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1-3・遠州弁+古語でお遊び」カテゴリの記事

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