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救命病棟24時 エピソード2

「進藤滅却すれば激務もまた涼し」

そんな皆が皆悟りを開いてる訳でもないのでしょうから生身では辛い行でありますな。澤井医局長(ユースケさん)の身に余る激務は身を削る消耗戦であり芳しからずやという方が分かるような気がします。

リストラだ派遣切りだと打ち捨てられた悲劇ももちろん悲惨ですが運よく残ったとしても捨てられていった人の分まで残った人が背負うのが普通の企業の姿を当てはめてみれば、もう限界だとやめていったお医者さんと残ったお医者さんの関係に近いものがある風にも感じられます。やめさせられたとやめてったは大いなる違いですが制度の歪みが原因でということでは同じでしょうから。

ところでこの回はマナーCmとかでも謳ってる常識外れた相手の増加というのは述べられていなかったのですが、患者とは呼べない程度の「客」が押し寄せるから手一杯になるというのをいつかは扱うんでしょうか。一瞬バンドの連中が登場した時そういう輩登場かと思ったのですがそうではなくいい連中でした。

話し戻しますが、まさに進むも地獄戻るも地獄という有様でお医者さんに限ったことではないのかなと。大所高所から見て医療制度そのものが悪いという澤井医局長の言い分はもっともだよなあと。たとえ進藤先生といえどもそれは間違っていると非難するのは説得力はないよなあと映ります。

進藤先生の立ち位置は最前線であり澤井医局長は参謀みたいなもんでしょうかねえ。最前線にいる限り目の前で飛び交う事象が全てであり戦術がどうのこうのという場合ではないということか。

悪い流れは元から断たなきゃ駄目という考えとどんな状況でも最善を尽くすべきという考えの対峙だけでなく最善を尽くす為には最高の状態に己を持っていかなければならない。寝不足等の過労などはそれを阻むものでありそんな状況で最善を尽くすことは出来ない、いやするべきだみたいな。

まあそんな進藤先生と澤井医局長の丁々発止はこれくらいにして、今回の目玉は小島先生(松嶋さん)のお話し。救命医として復活し係争に決着がつきと劇的な流れでありました。係争はずうっと足枷となって重くのしかかっていく長期戦になるのかなと思っていたので意外な展開でありました。ホント相手の人が出来た人で運が良かったよなあと。

医局で皆にその旨を報告挨拶するシーンの松嶋さんの姿は感動的だったですなあ。「その重さに負けない様精進していきますので宜しくお願い致します。」辺りの涙堪えてには決して開放感からなどではない万感迫る想いで新たなる重荷の加減が慮れ(おもんばかれ)てよかったですわ。

その和解の道を切り開いたのが澤井医局長。存外いい人だ。部下を護る(この時点ではまだ部下じゃなかったけど)事のできる人で良き上司に違いないとぞおもひけり。それと袂を別つ(一言言いたい)進藤先生というのは今のところ進藤先生に分が悪く映ります。

話し変わりますが、進藤先生の行動を知って救命から逃げ出した丹原先生(趙さん)が再び救命に戻ってくるの図。

そうはいっても進藤とて普通の人間なんだという締め方でありましたが、あれにて丹原先生が再び救命医として奮い立つというのはちょっと物足りないという気になりました。なんかどちらかというと弘法も筆の誤りって感じであれのどこが普通の証なんだろうかなとちょっとね。いずれにせよ戻ってからは師匠と呼びかねない勢いでありましたので心酔されたんでしょうけれど。

 とにかくすこしづつ人員が集まってきつつある中で、そのどちらも進藤先生の踏ん張りによるもので。このまま卓越した人徳で崩壊したこの職場を繁栄に導くという展開であろう筈ではなかろうて。かくあらんという理想の職場作りにおいては澤井医局長の存在と行動が不可欠でありましょうからその兼ね合いが見所になっていくんでしょうか。進藤派と澤井派にわかれていがみ合う構図だけは見たくないところです。「あんたはあんたの仕事がある。」とかいってそれぞれの得意分野で未来を導く絵柄を期待したいところですな。

 エンディングの車も見えず人もなくただひたすらな大都会という図は、いままでが通勤列車とかの人の波とかが印象的なものが多いイメージがあるだけに、意味深な感じがしますです。まさかそして誰もいなくなったとか言うブラックな意図ではないのでしょうが冷ややかな印象を受けます。どういう意図なんでしょうね。

 私のエピソード1の感想記事にドラマと実際を比較しての疑問点を深く追求されてるブログのお方からトラックバックがつきました。とても興味深いものでありましたが、この方は医療関係に造詣の深いお方なんだろうなと想像してしまいます。単なるスーパードクター奮戦記であっては困る訳で今置かれている医療の問題点を浮き彫りにし訴えて欲しいと書かれてあったように思えました。甘っちょろい考えで医療を目指して欲しくないという。

で、まあ私としましては私の職種はドラマになるようなものではないのでプロの目からドラマを観るってことはまずないのでありますが、その道のプロから見れば殆どのものは現実との違い(誇張や脚色)というものがあるものだと思っています。要は何を伝え訴えたいのか。それを分かりやすくまたは強調するために手を加えるというのは私みたいな素人に宛てたメッセージとするためにこういった嘘はドラマの宿命だと思っています。

これが映画であるのならもっとハードルが高くなるべきでしょうがより多くの人を巻き込むことを要求されるドラマにおいては初心者向けに舵を取るのはやむおえない事だと思っています。

もちろん私もあれっ?と思うことをよく記事にしていますが気にかかるものは人それぞれで異なるものでありましょう。私としては批判ではなくこういうことを伝えたいがためにどういうシチュエーションを提示して見せるかの手法が自分の感性と合うかどうかと書いてるつもりでありまして。枝葉(設定)を否定して樹木(ドラマ)そのものを否定していくものではないようにしてるつもりですけどそうなってないのかと改めて反省する部分もありました。。

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