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コールセンターの恋人 その6

 だからなんだという具体的に溜飲の下がる決着がないまま、はい次の商品という嗚呼無情なお話しでありました。

つまり商品の作り手の意図しない謳い文句で販売され、その文言に誘導されて使われることに対するやるせなさというものが描かれていた訳でありまして。

およげたいやきくんみたいに子供向けに作られたものに大人も飛びついたというものなどではなくて、ドラマの中でも例として取り上げてられていたダイナマイトのように平和利用を目的として作られたのに戦争に使われたみたいな。そこまで大袈裟なものを売っていた訳ではないですが売れさえすれば何を改ざんしても良いんだという商いのいやらしさが描かれていました。

じゃあそれに対してどうこの鬱積した心持ちを晴らしたのかといったら職場放棄の上最後苦笑いで去っていくというのを一体どう感動せよというのでせうか。

理解している人もいるのさという弱いもの同士が傷を舐めあってというなぐさめが結論っぽくて爽快感は見出せなかったところです。私のひねくれた視点からの観方が悪かったんでしょうかねえ。まあ理解したところでは浮ついた世間へのあてつけということなんでしょうか。私は通販で物を買ったことはないのでこのあてつけが自分に向けられてるなんて気はさらさらないんで嗤って済ませられますけど。

 それとは別に都倉(小泉さん)が本社復帰の夢を見て。果たして目論み通りに彼は戻ることができるのかという展開も併せて描かれていました。特に戻りたいが故に都合の悪いことには蓋をするとか誤魔化すとかいう事はしておらず本気度はあまり感じられませんでした。都倉に変な野心とか色気は似合わないんでまあこういう流れの方がいいんですけどね。

 不思議とこのドラマ甘い汁をすする人種には甘いままという珍しいドラマです。勧悪懲善とでも申しましょうか。こういうの楽しいと思える人おられるんでしょうか。斬新といえば斬新ですけど。

この回の冒頭で

「テレビ通販が舞台のミステリードラマ!

主人公都倉渉 クレーム処理の女王 暴走する通販の女帝

お客さまのクレームから始まるミステリー

事件発生 ある一本の苦情電話が大事件に発展する

テレビショッピングがミステリーを呼ぶ」

云々の前置きが述べられていましたが遠からんにて当たらからずやというか。電話口から相手の人生を読み解くという展開は間違いなさそうですけど。

第一話から観てますけど「ミステリー」感は皆無に思えます。洒落なんでしょうけど南極アイス(名取さん)の口車みたい。

ところで南極アイス。毎週観てると見慣れてくると言うかなんというか。あえてとんでもない商品をとんでもない売り文句で押すことによって現実の通販番組を間接的に比喩するような真似にはならぬよう異質性を生み出さんとされてるようですが。残念ながら私には本物の通販と同じに映ってしまいます。そう思える程に実際の通販番組も大袈裟に謳ってますから。事実はドラマよりも奇なりといったところでしょうか。

最近は都倉と青響(ミムラさん)の掛け合いよりもアイスと部長(柴さん)の掛け合いの方が面白いんだよなあとつい思ってしまう私です。部長の悪党じゃないけどやってることは縦横無尽に非道で。それでいてどこか憎めないキャラがなんか悦です。やんちゃなアイスがごちゃごちゃぬかしても結局アイスは部長と二人三脚で歩むということになるのも分かるような気がしますです。

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