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官僚たちの夏 その1

 15分拡大で始まりましたこのドラマ。随分と熱いドラマのようであります。苦にならないので観れそうです。ただドラマとしての終着点が見えないのでどの時代まで描くんだろうという疑問はあります。風越(佐藤さん)を棟梁とした一代記なのか世代交替しながら順次描かれていくのか。

 冒頭の活気溢れる様を観ると何故か「クライマーズハイ」を彷彿としてしまう私です。それは勿論役者さんのせいではないではないのですが、ある意味かような役にはまる役者さんが限られてるということなのでせうか。そんなこたあないか。そんな層が薄い筈ありませんもんね。気の迷いでありましょうな多分。斬新なキャスティングをと期待している訳じゃないですけど順当な実績と力量で選ばれたんだろうなと思えたまでの話しであります。

 それはそうと時代は私のリアルではない生まれる以前のお話しではありますが。薄ぼんやりと覚えた知識を捻り出すに、これは史実とはつかず離れずのようであります。もちろん大まかな時代の流れはまるきり同じでしょうが自動車メーカーの名前とかは変えてあるみたいですし、政治家さんも実在の人物に偽名を充ててるみたいだし。

それでいて洗濯機や自動炊飯器には実際のメーカーのロゴがチラリと映し出されていて。まるさら嘘でもなく全てが真実でもなかろうと。このリアルとフィクションの配合の匙加減ひとつでこのドラマが面白いかどうかが決まるのかもしれませんですね。まだその当時を生きてこられた方も大勢いらっしゃるでしょうからドラマ上敵として描かれると大いに迷惑と思われる方もおられるやもしれぬとは申せ、万人が皆善人としてはドラマとしての障害になりかねませんからそこんとこもどういう塩梅にされるんでしょうか。米国にだけ対抗馬としての役を担わせるのでは甘めになりまさあね。ちなみに私原作本読んでません。でも本ではOKでもドラマではちょっとということも多々ありますからその味付けに興味があります。

 少なくとも官僚といえば天下りやらなんやらでいいイメージとは言い難い現在において、これ観て大志を抱いて俺もなりたい国を動かしたいとかいう気に若い衆がなればいいドラマという評価になるんでしょうか。

だとしたら国を背負うと言うことがどういうことなのかというのが模擬体験出来れば面白いと感じるんじゃないかと。一般企業とは違うということをはっきり提示しなければ意味が薄れるんだろうな。ただ目標に向かって強い信念で突き進むだけの熱い話しならもっと自由度の高い民間企業を描いて、まるでプロジェクトなんたらみたいな展開で熱く語ればいいのでしょうから。あえて官僚を選択したというのならその世界独自の障害というものを提示して欲しいなと思います。

この回では出世競争と政治家さんとのお付き合いや他省とのせめぎ合いが描かれていました。出世レースから脱落してったエリートさんは何するんでしょうか。政治家は魑魅魍魎ですが官僚はそうじゃないんですかねえ。

 ちなみにモデルになった自動車会社ってプロジェクトなんたら見ての知識でいうと「スバル」なんでしょうかねえ。360。それとは随分形が違えてて会社の形態も結構異なってるみたいだし美術の方は苦心されたんでしょうかねえ。

 後、この回色々と心に刺さった言葉があったんですが、その中で

「人の暮らしを豊かにするのは物作り。お金よりも物作り」という言葉は今響くよなあと。金に踊ってい過ぎていないかと常日頃思ってるんでセリフのいう世の中になって欲しいよなと。工業に限らず農業とかも。自分が従事してるのが商業なんで余計物作りしてる人に憧れがあるのかな。

「アメリカに出来て日本が出来ない訳はない。」ってのも転用して「あいつに出来て俺に出来ない訳はない。」ってすれば勇気の湧く言葉だなあと。「あいつとオレは違う。ナンバーワンよりオンリーワン。」という競わない美徳が華やかな今にはそぐわない言葉かもしれないけれど自分が頑張る為のお題目としては不可欠だよなと思います。

他にもありますが、このドラマはもしかして背中(足跡)を愛でるのではなくせりふに酔うドラマなんでしょうか。

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