« *ゆうたった・ゆったった | トップページ | *そんだだこん »

MR.BRAIN その3

 こうゆってはなんですが、私やはり四方ガラス張りの棲家というのは落ち着かなくてあそこでくつろいだ素振りを見せる二人の神経がよく理解出来ませんです。今回はそうはくつろいで居られませんでしたけど。それにしても今回もゲストが豪華でありました。

ところで、今回は推理物としては大変面白く拝見させて頂きましたが、和久井の動機に関しては口止めしたい相手が自分のこんにゃく者だというのなら「話し合えば済む事じゃないのか」という疑問を断ち切れませんでした。

最初の殺人を目撃者である和久井(亀梨さん)が情報を秘匿しようと図ったのは裏金にまつわる事をほじくられたくなかったからというのは理解出来ます。にも関わらずこんにゃく者の後藤(相武さん)が和久井の意に背いて何事かを警察に言わんとしたのを阻止しようとしたというのも理解出来るのですが。では何故方向転換をして犯人は「ちはら」(小市さん)だと言わしめるよう操ったのか。濡れ衣を着せようというのは分かりますけどそれじゃあ最初の犯行のことも警察は犯人にまで辿り着いてしまい隠匿しようとした意味がなくなるでしょうに。それに死人にくちなしと申しますがそこまでいかずとも病人でくちなしの状態に至っているのだから回復しないままでいればいいじゃないかと。

でもまあ、やはり回復して欲しいと願う心があったということなんでしょうかね。どのみちお金で手を汚したことは丹原(香川さん)の聞き込み等の調べでばれていくのですから殺そうとしてまでも口止めする必然性は気薄に感じられました。もし話し合いで納得しなけりゃさんざっぱら大喧嘩したあげくについカッとなってという経過が描かれていれば納得なんですけどね。それか「ちはら」が犯人である(若しくは居なくなる)と困る理由があって阻止したけどその理由が消滅したので今度は言わせようとしたのか。それだったら自分で「ちはら」怪しいですと証言してしまえば済む話しだし。よく分かりません。詰まるところ「ちはら」の堪忍袋の緒が切れた時点で野望はついえたにも関わらずもがいた結果最愛のこんにゃく者をも傷つけてしまった悲劇ということなでしょうか。

推理の方につきましては「透明人間」という言い方をされてまして、怪奇現象を捜査するキイナの別バージョンなのかなとも思える展開ではありますが。その謎の解明に至る過程の描き方がうまいよなあと。見直して観ると丹原をはじめとして一同が監視カメラは絶対だという刷り込みがしっかりなされているのと林田(水嶋さん)の「透明人間」連呼でそうとしか思えないよう視聴者を誘導する辺りとかがよく計算されてるよなあと。一度観て結論を知ってしまってから再度見直しするとそういう部分の印象が強く感じられます。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ならぬ「透明の正体見たり隠れ死角」といった感じでありますが、それでも最後で引導を渡す決め手があなたが透明人間だから(映っていなかった)というのは捻られてたなあと感心しましたです。

|
|

« *ゆうたった・ゆったった | トップページ | *そんだだこん »

2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/45255249

この記事へのトラックバック一覧です: MR.BRAIN その3:

« *ゆうたった・ゆったった | トップページ | *そんだだこん »