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*あんめえとないじゃん

「あんめえ」は以前紹介した「あるまい」の訛った表現であるが、基本野郎言葉で婦女子が使う表現ではない。

婦女子が使うとしたら「ないじゃん」が一般的である。ただしこれは男女兼用なので野郎も使う。

「あんめえ」は「あるまい」の変化したものなので「あるまいて」・「あるまいに」・「あるまいや」といった古い表現っぽいのと同様「あんめえて」・「あんめえに」・「あんめえや」という使い方も可能というか対応できる。

「ないじゃん」は「ないじゃんに」・「ないじゃんや」などといった使い方はない。

「しょうがない」は「しゃああんめえ」・「しょんないじゃん」。ちなみに「しょうもあんめえ」という言い方はない。「しょうがあんめえ」はあるが。

「~じゃあるまいし」は「~じゃああんめえし」はあるが「~じゃないじゃん」と言うよりも「「~じゃありもしん」という言い方を使うことが多い。

話しがずれるが「ありもしん」は「ありもせぬ」が訛った言い方と想像される。したがって頭でっかちに考えると「ありもしん」の方が「ないじゃん」よりも「あんめえ」の対として合ってそうに思えるが、実際には繰り返しになるが野郎が「あんめえ」を使うところでは婦女子は「ないじゃん」を使うことの方が多いような気がする。

例文

「あれえ。行き止まりじゃんかあ。もう着けんで帰らすか。」

「駄目だよを。今日行くっつってあるだで。行かにゃかんだよ。」

「行き方分からんだもん帰るしかありもしん。しゃああんめえ?」

「しょんないじゃないだよ。分からんだったら道歩くっとる衆とかに聞きゃいいだで。行くにい。」

「ほんなことゆったって歩いてる衆なんか見たか?見ちゃいんらあ。」

「家んあるだで誰ぞおるらあ。」

「家って工場ばっかじゃん。日曜に人おるかあ。」

「ホント工場街って道ん碁盤の目えみたいでどれも一緒にめえるでいやだやあ。」

「西も東も分からんくなってるだで家に帰れるかどうかも怪しいだでなあ。」

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