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BOSS CASE8

 スタッフ(チームの面々)は野立(竹野内さん)を筆頭におちゃらけ満載なのに、結構重厚(おもあつ)な展開に感じられるので、オープニングタイトルでの軽快な音楽とは段々上手く噛み合ってきていないように感じられるようになりました。

特に今回は片桐の忌まわしい過去にまつわる出来事なだけに余計そう感じられました。

それにしても豪華ゲストを配す弊害というか。小西さんが登場した時点で十中八九犯人だろうなと踏んで観てました。なので推理というより展開のテンポを楽しむという趣の方が強い回に思えました。

ですからでしょうか、ちょっといつもの軽快さ(おちゃらけ具合)が薄味な勢いでありました。その分以前の事件の暗闇が重たく感じられてよかったんじゃないでしょうか。豪華ゲストの弊害という部分も書きましたけど、毎回登場するゲストさんがやっぱインパクトが強く人間模様を垣間見るという点ではやはり正解なのかなと思えてもきます。国際大会に撃って出るほどの人とち○ぴらさんが深い仲というのはあれですけど。まあ動機としてはそうのはアリなんだろかなと得心はいきました。このドラマいつもなにがしか意外性を提示してくれるんですが、今回のそれは犯人は女性だったという事であったんでしょうけど惜しむらくは先にも述べたとおり小西さん犯人だろうなと観てたんで意外性は感じられませんでした。囮で誰か別の容疑者がいたらいちころで騙されて意外性を感じたでしょうけど。

 お~言ってくれるじゃないというセリフは「組織は信用しなくていい、仲間を信頼せよ」みたいな言葉。会社で言えば「本社や部長は信用しなくていい課長や同僚は信頼せよ」学校であるならば「学校は信用しなくていい担任とクラスメイトは信頼せよ」ということになるんでしょうかね。説明不要なけだし名言ではありますが至極当然でもありましてなにゆえここで確認作業をするんだろうかなと。

なにしろ会社員は会社の悪口で憂さ晴らししてますし学校だってルールで縛る制度に反発してて、そういったものに不信感があったところで自分がそこにいるのが苦痛ではありませんから。嫌(苦痛)になるとしたら直属の上司とそりが合わないとかどうしても馬が合わない同僚が居る時とかで、学校なんかでも担任やクラスメイトから弾かれでもしたら登校拒否に向かいかねないというのは改めて言うべきほどのものでもないのにと。

まあ、立場上この人が言うかという大澤(天海さん)が言うからこそおお!なんですけどね。普通は慰め役の同僚とかが吐く捨て台詞ですから。それをボスが言い放つところが悦なところでありました。片桐(玉山さん)がはぐれ狼でそれを言う同僚がいないということもあるんでしょうけど。これを合コン仲間?の野立が言ってたらどういう印象に変わるんだろうかとちょっと想像してしまいました。「またご冗談を」と鼻で笑われちゃうのかなと。そんな説得力にイメージとして欠ける野立でありますが過去の事件のファイルを大澤に伝える術(すべ)は粋でありました。必ずしも護身にばかり目が行ってる訳でもなさそうで好印象を与えてくれます。もっともその後皆の知るところとなって極秘もへったくれもなくなってしまって意味なくなっちゃったじゃんとは思いますがこの一件が落着後秘匿が洩れたことに対するお咎めとかなかったんでしょうかとちょっと気になってしまいました。

 展開としては警察は悪い人を捕まえる組織じゃなく統べる側にとっての障害になる者を取り除く組織だというのが警察の不条理の定番でありますが、今回はそうでなく上司のミスの尻拭いによる事実の隠蔽と責任転嫁ということによる歪みが生じた恨みつらみというものでありました。信ずに値しない組織というのは誰が具体的に悪いとかいう所在が藪の中にあるから信頼を寄せようがないという理由だと思うのですがここでは明確にあんたが悪いという悪代官がおられました。それの成敗については「ご無事で何より」という厭味で仕舞いというのは大澤は金四郎さんや越前の守とは違うんだなと。なんかすっきりしないところではありますが、だからこそ組織なんてこんなもんだという思いっきりの皮肉ではありました。最終的には地位を追い越すことが溜飲を下げることになるんでしょうねえきっと。長い目というものがないと勤まらないものですな組織の一員が出来る成敗というものは。

 

 山村(温水さん)のこんにゃく者が小西さんで。小西さんは警察内部の情報収集の為に近づいた。で、核心に到達し最後の犯行に及ぶに至った。

特にざらつきはないのですが、しっくりこないのは最後の情報を山村から聞き出したであろうその翌朝部屋で山村が酔いつぶれて寝入ってるのをそのままにして出撃していったことです。復讐で在るが故にこの後お縄頂戴もやむなしという決意ということなんでしょうけど、一人殺すも二人殺すも最早神経的には麻痺してるでしょうから口封じで用済みの山村を処分していかなかったのは美徳過ぎるよなあと思わないでもなかったです。あれだとひょっとして山村に情がうつったのかもとも見えてしまうんですけど。まそれは勘繰り過ぎかあ・・いくらなんでも。

 このドラマのもうひとつの売りともいえるひょうきん具合でありますが、先にも書いたように今回は薄味に映りました。

その中で目に付いたのは役者さん達のアドリブの応酬っぽく映ったシーンでありました。もちろん台本通りなのかホントにアドリブなのかは分かりませんが。

射撃訓練の際。岩井(ケンドーさん)の耳当てつけた姿からはヤッ○ーマンに出てくるあのお方を彷彿とさせるし、大澤はドリフの長さん以外の何者でもない。ほんの少しですが遊びすぎかなとちょびっと感じました。一応職場というかこれでお給料頂いてるんですから。緊張をほぐそうとか場を暗くさせないとかいうおちゃらけは好きなんですけどただ遊んでる風に映ると行き過ぎという気になります。

ラストの「王様ゲームやるで」というセリフはアドリブなんでしょうかねえ。ちょっと突飛な感じが致しましたであります。

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