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スマイル その5

 しかしホント悪い予感(予想)が次から次と当たるドラマでありまして。つくづく観るに忍びないドラマであります(観てるけど)。そしたらこの回の最後は温かい我が家の創造者たる社長(前田さん)が万策尽きて旅立たれてしまわれまして。ここまでやるかという展開でありました。数年後のビトは刑務所暮らしだし、このドラマは何を観る側に訴えたいのか益々もって分からなくなりました。

今まで能天気に生温いドラマばかり観てたツケを払えということなんでしょうかね。やむをえない境遇から昔悪さしたけれどそこから更正しようとしている若者の苦悩の末に至る光明が描かれるのかと思ってたんですが、ここまでくると社会がよってたかって弱いものいじめしてるとしか思えないお話しに思えてしまいます。しかもえらくリアルっぽい。

テレビ局が報道の暴力を描いて観ている方が許せないと思えるように映し出しているのはある意味快だけど、そう思っているんなら少しは反省すべきではと藪蛇なことを考えてしまいました。

銀行は所詮金貸し。そんなことは至極当たり前のことですが、普段は皆様の暮らしを支えるとか言って猫被ってるけど普段じゃなければ手のひら返しで豹変すという図式をこうして改めて提示されると現実なだけに嫌なもんですな。

今回の悪の根源は汚染米を撒いた大企業にありということでその寄らば大樹は隠匿なすりつけを図るという闇の部分を描いている訳だし検察も警察も個人的感情で動いてるようだし。

名実共に悪党の林(小栗さん)までをも出現させて、四面楚歌どころかハイエナの群れの中に放り込まれた草食動物みたいな印象さえ受けますです。四面楚歌はまだ人間同士話せば分かる可能性もありますが死に体であろうとも容赦なく喰らいつく肉食獣と肉食獣にとって餌でしかない草食動物とではもうどうしようもないですからね。

この中でマスコミや大企業・銀行・警察・検察は絶対裁かれない葬られない安全地帯にいる側でしょうから観てて撥があたって溜飲が下がるとしたら林の結末ぐらいしかないのでは。それじゃすっきりしませんですね。なんていうんですかねえ憎たらしいとか今に見ていろとかいうレベルではないところからの圧ですからねえ全部。

いづれも現実社会にホントにあることだらけでしかも凡てが連鎖しての結果なんでしょうけれど。蛇に睨まれた蛙みたいなもんでこのうちひとつでもこういった兆候があったら諦めるしかないんでしょうね。そういう波風立たぬように生き抜く為のハウツー物という趣旨なんでしょうか。睨まれたらお終いという。

唯一ドラマ(現実離れ)だよなあと思えるのは近くに弁護士さんが居たってことくらいでしょうか。現実は助けてくれる人なんかどこにもいなくてもっと悲惨なんでしょうね。沈みゆく船に乗るとはこういうことかという疑似体験がこのドラマで出来るというウリなら納得ですけど。ここからどうやってタイトル通りの「スマイル」にもっていくんでしょうか。気がふれて嗤うしかないというオチなんでしょうかねえ。それならそれで観ていけるんですけど、どこかで明るい光りが差すに違いないと思って観てるとそんな兆候がまるで無くしんどいばかりですわ。それにしても訴えてやると意気込むおっかさ、やけにリアルだったなあ。

 もうとことん堕とすというのならこの後はもう花(新垣さん)に不幸(魔の手)が訪れる、一馬(中井さん)がビト(松本さん)達から一時期距離を置くようになる、一家離散とかいことになるんでしょうかねえ。そうなっても明るく正しく生きるビトを描くという方向でいくんでしょうか。今時珍しい我に七難八苦をというお話しなんでしょうかねえ。花が可愛いんで観てれるようなもんなんで社長の後を追うような展開にもしなったら流石にもうついていけないのでそうなったらリタイアいたしますけど。明日はどっちだ。

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