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カワイイ

 「カワイイ」という表現。深夜の某国営放送を何気に見てたら海外に伝播している用語として紹介されていた。訳については私の感性では上手く説明も表現も出来ないのだが、その使い方については子供やペットに向けて発する「可愛い」とは異なるものだというのは分かったつもりになった。

 服装の形態でいえば凡てがそうではないのだろうが実用性とはかけ離れたもののようであるらしい。ゴスロリとかメイドみたいなのが有名らしい。元はマンガという想像の産物から生まれいでし所から発生してるようで。源流が非現実から生まれたものであるならば納得ではある。

マンガが現実(リアル)に近づこうとするのと人がマンガ(憧憬)に近づこうとするその距離感が今、遠過ぎも無く近づき過ぎでも無いという人がそれを着る事に勇気が必要な冒険心と夢を追うのに丁度良いのであろうかしらむ。恥ずかしくも無く浮き捲くる訳でもないという。でも普段着のようには無意識では着て歩けないというドキドキ感。

まあ他にも携帯電話や爪のデコレーションとかも紹介されてたけどどれも共通するのは機能性実用性を追い求めておらずむしろ逆に犠牲にしているということ。不思議なもんで基の携帯電話は機能性実用性を追い求めた末の商品でそれをあえて捨ててるということ。じゃあデコレーションされる本体もどうせそう使われるんならと同じ方向性に向かったら絶対見向きもされないんだろうな。大量生産の優位性の限界とかういうものなんでしょうかねえ。

とにかく文化(番組ではカルチャーと言ってた)として「カワイイ」という美意識が存在していてそれは新しいものだということは分かりました。それが日本ならではの概念で海外に影響を及ぼし始めているということでありました。

 でもだからといって人に対して「カワイイ」を使うのはやはり抵抗あるというかおかしいと思えてならない。あくまで「カワイイ」は物(作品)に対してのみ使うべき言葉なんじゃないのかと。

よくテレビで一般の観覧者をスタジオに招いての番組で、出てこられる芸能人さんに向かってこの「カワイイ」を発する番組を最近当たり前のように見かける。成人した大人に向かって「カワイイ」はないだろうと。しかもどうみても年上の人にむかって連発する様は異様に感じてならなかった。人気商売だからどなたも笑顔で対応されているが内心は自分より年下から「カワイイ」と言われて嬉しいものだろうか。少なくとも人には自負や誇りというものを持っている訳で「カワイイ」はそれを打ち砕く要素を秘めているのではなかろうか。言ってる本人は美の表現として発しているつもりでも受け取る側はタメ口(もしくは上から目線)のようにしか聞こえないこともあるのではないのだろうか。

この番組を見て「可愛い」ではなく「カワイイ」と言っているのだという意識は理解できたけどやはり人に向けて言っていい言葉とは思えない。人そのものは物でも作品でもないからだ。完全に間違ってはいないけどあってるとは到底思えない。「美しい・綺麗」がこっぱずかしくて言えない時代なら新しい表現を生み出してくれてもいいから「カワイイ」は人に向けて欲しくない表現だなと改めて思いますわ。

「ヤバイ」は理解できるけど「カワイイ」はどうもその使い道がまだ定まっていないみたいに感じる。これが海外のほうでは決まっているようであるが。発祥の地である日本でも使い道を逆輸入して明確にすべきではとつい思ってしまいました。なんでもかんでも「カワイイ」はなんだかなあです。

とにかくエロおやじが使う「可愛い」と若者言葉の「カワイイ」は別物ということを知ったってことで勉強になりました。私としては理解はしたけどそういう感性がないんでおそらく使うことはないでしょうけど。少なくとも「カワイイ」=「「粋」というよりも「カワイイ」=「伊達」又は「かぶいてる」という感覚の方が近いんだろうかな。

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