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ぼくの妹 その5

 憐憫の情と申しましょうか。櫻井さんと江上兄弟の九鬼に対して抱く感情が描かれていた。と思いきや、なんと櫻井さん(大滝さん)はお父さんのように九鬼(千原さん)から慕われてたのではなくお父さんそのものだったという奇遇な展開。誤解から盟が堕ちて(誤認逮捕又は大学を追われる)いくんじゃないかという嫌なハラハラ感が薄れつつあるのが喜ばしい限りであります。ある意味地位とか野望に興味を示さないということで失うものなぞない強みみたいなものが盟にあったとは申せあの事故で転落してく様を描く展開なんか観たくないですから。そういうのはビト君に任せてもらってね。あくまでも明るい未来がこの兄弟に訪れて欲しいなと思って観てるんですけど。情けは人の為ならず。どう返ってくるんでしょうか。

とりあえずは九鬼の心情を慮ってはいけないような気がするので不思議ちゃん(何考えてるのか読めない動物みたいなもん)だと思って観るようにしてますです。

 事件がどうのこうという展開から人同士の関わりあいを描くヒューマンドラマへと移行しているようです。あれは事故だったというのはどうやら本当のようで、流石に今度は妹(長澤さん)は本当の事を言っている(隠し事なし)ようであります。これで真実を知った九鬼はどういう行動を取るのかと思って観てました。想像したのは

信じない。兄弟揃って庇いやがってと余計火に油となる。

納得して引き下がる。これじゃお話し続かないよな。

という二つしか想像できなかったんですけど、ドラマで起こった出来事は900万円払え。なんじゃそりゃ。

九鬼に一分の理もないぞえ。そりゃまあ身の危険を感じるくらい借金取りに追いまくられてて切羽詰ってるってのは分かりますけど。「助けてくれ」とは決して口に出せない性(さが)なんでしょうかね過去の人生経験から鑑みて弱みを見せたらお終いだという人生訓からかと思っちゃいました。でもまあ多分違うんでしょうね。

かくれんぼしてる時に身の上の事を聞いてその後900万という殆どいちゃもんでしかない頼みをなんとかしてあげようと想うに至るという颯の心情はイマイチ理解出来ないところですが想像するに自分と似たような何かを感じたって事なんでしょうか。ホントは「助けて」っていっているんだと翻訳出来たということなんでしょうか。まあとにかくこの時点で憐憫の情が颯に湧いたということなんでしょうねきっと。それにしても持ち金300万。それを900万にしようすぐにという思考に走る勢いは短絡的なお人です颯という人は。思い立ったら即行動というのは羨ましいバイタリティではありますがこの人の旦那さんになる人はホント大変そうです。兄の心配が良く分かる感じがしてきました。普通は今あるこれだけでなんとかって考えるでしょうにねえ。リスクよりもサクセスしか見えていない人種のお方のようです。多分口癖は「しょうがないじゃん。」なんでしょうね何事も。

話し戻しますけど盟(オダギリさん)がそういった憐憫の情を抱くに至ったのは九鬼本人からではなくて櫻井さんの告白を聴いてからという展開でありましたが。まさか親子だったというのは。しかし出来過ぎということでもなく櫻井さんの方から親であることを隠して近寄ったというのは得心のいくところでありました。老人だからお節介にも程あっても不思議じゃないというより余程納得の行動であります。

それにしても盟の心に引っ掛かっていたモヤモヤはこういうことだったんですかねえ。これですっきりなんでしょうか。

なんか死期を悟ったかのような行動が気になるし、病状も決して楽観出来ないということですので次回の櫻井さんの手術の結果がえらく気になるところであります。九鬼の心を和らげる唯一の人間ですから成功すれば兄弟との橋渡しを担ってくれるでしょうし成功しなかったら双方分かり合える可能性が狭められてしまう訳でますます泥沼化しそうですし。気になりますです非常に。

いづれにしても構って欲しいにしてはおいたが過ぎるような九鬼でありますな。大分軟化したとはいえ未だ敵であるような相手に塩を送るような兄弟はどうなるんでしょう。人が良すぎるというには兄はともかく妹の方は非常に危なっかしい危険物みたいですけど。

 考えてみれば「長澤まさみ」が八時台と九時台の二度観れる日でありますな。私の勝手な勘繰りでありますが某国営放送の方は寄り過ぎだろうと思えるくらいどアップと半身ばかりの勢いで、役者の本懐は全身表現だろうとつっこみを入れたくなる訳でありまして。正直あちゃらさんの方は賑やかしという扱われ方みたいでふふんでありますが、こちらは全部とは言いませんがきちんとした画も提示してくれているので見応えありますですな。

ところでかくれんぼでのシーンで見せた笑顔の表情は画になってましたなあ。

大滝さんはやっぱり上手いなあと。力が無用に気張っていないさりげなさがありつつセリフははっきりとした通った声でありながら決して大仰でなく。

今回のお気に入りのシーンは病院のベッドでの一部始終でありました。あの笑顔が大分切なかったです観ていて。

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