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ゴーストタウンの花

 遠州弁やら似非(えせ)古い言葉使いにて御免そうらえ。静岡県では3月27日に放映されただよ。だもんで東京よりか1週間遅れでの放送っちゅうこんだいね。面白かったです。

まずはなんしょ、やたらくしゃ心持ちがぬくとくなる気持ちのいいラブストーリーでおました。決して絵空事ではないきちんと地に足が着いた現実を観ているみたいでとても生っぽい(息遣いが聞こえてくる)創りでおました。

エンディングもさることながら出会いから段階を踏む様が決して時間掛けてじっくりこんと描かれてる訳ではない(なにせ1時間番組ですから)のに余すことなく描かれている様で密度を感じました。お互い相手の気持ちを探り合ってる部分と求め合ってる葛藤がよを出てたしい。ほんで、それと共に危うさがよく表現されていたもんだから大人の階段昇る成長記として破局まで描かれちゃうんだろうかと途中ハラハラしながら観てました。無事いいとこで終わってよかったです。こういう終わり方は好物ですわいな。それに二人ともお馬鹿じゃないから例え別離が訪れようともこの瞬間は「永遠」に続いていくものなんだろうなと。

というのは「永遠」って未来永劫続くものだけじゃなくて生を終える瞬間まで忘れないものを「永遠」と呼ぶんじゃないのかと思っているので例えほんの数分数秒の出来事であっても忘れさえしなければその人にとって「永遠が続く(思い起せる)時間」であろうと。

だから二人にとって今後どういう結末を迎えようとも忘れることのないであろう永遠の幸福の瞬間を視聴者も共有させてもらったみたいな気分になりました。もっともこういう考え方って「男は恋愛ごとにファイルを作って保存するけど女は恒に上書きをして過去の恋愛を消し去る」という話しをなんかで聞いたことあるので男の発想かもしれないですけど。

最大の見せ場であろう電車のホームでの啓(永山さん)の一連のセリフですが、普通のシチュエーションであったならば間違いなく歯が浮くこっぱずかしいド直球でありますが無理なくストレートに心に響きましたです。それはもちろんお母さんの「大丈夫?」というシーンが効いてるからでありますがさりげなさが魅力の役者力による部分も大きいのかなと思わせる感じでした。

しおり役の桜庭さんもそうですが、その年代でしか絶対表現できない空気感であり。役者さんとしてお上手なのかどうかは分かりませんがリアルに映りました。まあ永山さんは御歳20歳であらっしゃりますのでリアルな年代とは言えないのでお芝居がお上手というべきかもしれませんが。妄想空想シーンでのわざとらしさと実際に起こっている姿との対比もあって単に感性だけで演じておられる訳ではないのでしょうね多分。

恋の手ほどきを指南せんと気張った三人組とのその後の関係の変化が気になるところではありましたが、それを除けばくど過ぎず薄味過ぎずの丁度いい塩梅で練りに練られた時間配分とイベントのインパクトだったなあ。話しずれますけどヲタク三人組のひとり、確かパズルに出ておられた方でしたなあ。お名前が分からないんですけどとてもインパクトがあってあの方が出ると場の空気感が変わる感じがする程印象深いです。

親友のリナ(波瑠さん)の最後の10年後(将来)の未来予想図を語る辺りもよかったです。転落の螺旋階段を思い描く訳ですがなんかがんこ説得力ありました。分かっちゃいるけど止められないって奴ですかねえ。10年後も友達でいられるかどうか微妙に思えました。リナの方が我が身を恥じてって感じで。

奇想ということでは、その家庭環境。「掃き溜めに鶴」という言葉がありますが死滅した種族を復活させたにしては無理なく現代人に映りましたです。

でもやっぱ携帯は絶対な必需品なんだ。色んなコスチュームに変身して最後は化粧でパワーアップまでされてサービス感を感じました。それといい事か悪い事なのか分からないですが正直な感想としましては桜庭さんから受ける印象は北乃きいさんと夏帆さんを足して2で割ったような印象でした。

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