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ヴォイス・命なき者の声 その9

 自殺だあ事故だあ保険金だあ。残された遺族の借金を背負ってる身になってみればこれはクレーマーとは呼べない訳で。でも主人公達の側から見ればこれは事実を捻じ曲げんと要求するクレーマーにしか映らない。でも彼らは痛みを受け止めて沈鬱な想いに駆られ法医学とはなんぞやと問いを深く巡らせる。

痛いところを突いてきますです。あちら立てればこちら立たず。さすがに一同打ち揃って沈みこみどよよんとした空気に染まっていました。

で、思いついたことが知らなくてもいい真実はあるんじゃないか。知らぬが仏ってか。インディアン嘘つかないじゃないけど法医学嘘つかない。当たり前っちゃあ当然のことなれど、人情ドラマとして観てた部分があったんで大己(瑛太さん)がなんか閃いて自殺説をひっくり返すのかなと思って観てました。

でもそういうことはなくて今回の決着としては借金残して死にやがってと父親を軽蔑しようとしている息子に対して大己が家族のことを想って死へと旅立ったことを告げ心を励ますということでありました。

別に極悪非道ではないけれど非常冷徹と泣き叫ぶお母さんの嘆きは解消されることなく終わりました。すんげえ現実的でありますなこのドラマ。手抜きなしというか面白くするためにちょちょいと味付けするとかいう合成甘味料一切なしの自然食品といった趣でしょうか。自殺することが悪いということは大前提とは申せ残された家族の背負うこれからの試練を想うとこういう職業は私には絶対勤まらないなと思えます。もちろん頭もないから絶対無理ですけど。でもそういう情に流されてはいけないシビアな職業というものは他にも一杯ある訳で「判断」を求められる職業に就くにおいての必須ともいえる資質を説いているのかもしれないお話しでした。

やはり自殺は大罪という大前提が働いているのは確かなことなのでしょう。しかし命がお金に変わると言う摩訶不思議な仕組みがあるから大罪を誘発(誘惑)させる訳でもありまして。ドラマの中でも保険金目的かあと嘆息されてるシーンがありましたがこういう仕組みが存在しなかったであろう江戸時代とかでは借金を苦にということはあっても一発清算でということはなかったんだと思うと微妙な面持ちにはなりますな。

打ちひしがれた女性の食い下がりだから真実を貫けたけど、これが裏社会とかの人物だったりして有利に導かせようとアクションを起こされて身の危険さえ感じるような圧力を受けたら持ち堪えることが出来るんでしょうか。大己は出来そうだし羽井(佐藤さん)もそっち系にはへこたれそうにもなさそうですけど残りの三人は大丈夫かなと余計なお世話的危惧を覚えてしまいました。

 もうひとつの病院で起きた医療ミス?の疑惑騒動は次週への予感という前フリでしょうからこれは来週観てからという感じですけど。予測するなら院長と亡くなられた患者さんとの友情が絡んでいそうなミスとか事故とかとは異なる展開なんじゃないのかなと思うておりまする。

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