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キイナ・不可能犯罪捜査官 その7

 使い方間違ってますけど「信じるものこそ救われる」及び「日頃の行いがものを言う」ことでありました。こらしょと溢れる証拠と供述が山と在る中でそれらを見事にひっくり返して真実に至ると言うミラクルな展開でありました。犯人候補の方(荻野目さん)が登場するまではどうみてもひっくり返せないだろうこれはと思って観てました。

 今回はなんと申しましょうか、結末と捜査の展開については楽しませていただきましたが動機がどうも息切れしてるというか求心が足りないというか。詐欺にあったんなら殺すこと考えるより先に被害届け出すだろうに(お金の回収に頭が回るだろうに)という疑問を拭い去ることができません。

殺人にまで及ぼうとする憎悪に至るのが不思議であると共に善良な他人を使って襲わせたというのであれば襲撃場所を特定出来ていた(居住地を知っていた)ってことでありましょうから。殺してしまったら被害金額絶対返ってこないでしょうしそれより訴訟を起こして金が戻る努力をした方がいいんじゃないかと。

 まあ、どうにかして潜伏先を突き止めて「金返せ。」と言ったけどけんもほろろで相手にされなくて怒り倍増もしくはプライドいたく傷つけられてお金の問題じゃなくなったとかいうシーンがドラマの一話内の枠では収まり切らなくてはしょられたと考えれば動機らしい勢いにはなりますですが。

以下はゲーム感覚という意味でのお話しですけど、今回の犯人さんの落ち度はいかにも柄の悪そうな人間を選ばず極めて善良で殺人するなど有り得ない人物を殺人代行者に仕立て上げたということでしょうか。防犯カメラにででんと映っていたり現行犯で捕まってるんだから言い逃れしようがないくらい証拠が存在してるんですから後はこいつならやりかねないという情状酌量という気にはなりそうにもないようないかにもな悪党を殺人代行者に選ぶべきだったのではと。まあここまで催眠に掛かりやすい人がいなかったから誰を選ぶかとか選別出来る余裕はなかったということなんでしょうけど。

もしくはドラマでは実際起きていたリアルな被害状況を刷り込ませていましたですが、不倫とかでの痴話のもつれとかみたいな全く存在せずかつ自分が容疑者として決して疑われない内容のの作り話しを刷り込ませておけば良かったんじゃないのかと。

なんでこんな犯人の肩ばかり持つのかというと、キイナ(菅野さん)の相手としては役不足に思えたんで少しでもハードル高くしてキイナと尊(ひらっち)に相応しい対峙相手になって貰いたいなと思ったもんですから。それくらい今回のキイナの追い込み方は迷走感が無くまっしぐらという感じでした。

 話し変わりますがキイナが逮捕しに来た時点で知らぬ存ぜぬと押し通したら警察はこの人犯人として捕まえることが出来たんでしょうか。罪状は「殺人教唆」だとキイナは申されてましたけど終始一貫すっとぼけられたら明確な物証もなさそうだし果たして立件出来るんでしょうか。

 それにしても主題である推理の展開とは少し横道に逸れたような何気ないシーンとかが見応えありますです。各自馬があってきたと言うかキャラクターと関係性が固まってきたと言うか。会話とかのキャッチボールや受け答えの反応の表情や仕草を愛でるのが愉しいです。

最後の「お菓子が・・・」というシーンは好きですな。沢村さんのなんともいえぬ目付きでお菓子ほおばる姿が悦でこっちまでにやけてきてしまいました。絶対笑い堪えてるよなこのハードボイルドのお方はと。

真一郎さん(塚地さん)がギプスした足にケース落とすところから尊に催眠術かけようとするシーンも良かったですわ。真一郎さんの口癖であろう「大丈夫です。」が出る時はやはり面白いです。ただ「伝えときましょうか。」と言った後の尊の笑いのニュアンスがもうちっと男女の関係覗いたみたいないやらしさがあった方が好みだったんすけどシンプルに面白いもの見た感じでありました。

それにしても白い煙みたいなのが立ち込めてるような印象がするドラマです。今回に限ってのことではなくずうっと。警察の建物の内部でのシーンがそう思えるのでどういう意図があってのものなのでしょうか。

 全9話でいよいよ残すところ後2話。係長が抱え続けているという事件の解決に向けていよいよ動き出すんでしょうか。

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