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本日も晴れ。異常なし その6(第7話)

 風雲急を告げると言うか、デカ長(遠藤さん)登場で雲行きがおかしくなって参りました。駐在さん(坂口さん)がここに永住するなどとは露ほどにも思って観てはおりませんが、先週までの時点で組織の人間として命令で有無をもなく東京に戻ったら志半ばどころか殆ど島の人達にとっては食い逃げ状態みたいなものでありましょうに。

電話で会話してるそのデカ長の姿はいつも刑事の現場みたいなとこから通話してるようで休まる暇もないのでしょうに。にも拘らず迎えに来たってのは余程可愛がられているようです。単なる有能だからということではなく親身になって心配しているようです。多少は無理やりにという勢いもありますが組織の権力なぞは奮わない優しさはあるようです。

そんなデカ長の愛情を振り切ってこの島で事を為さんとする駐在さんは如何にしてデカ長に納得して貰えるのか。今回はそういう展開だったでありましょうか。

 今回になってなんか突然松下奈緒さん表情の表現が豊かになったみたいに映りました。あくまでなんとなくなんで上手いよなと思えた理由が説明できなくて眼の錯覚かもしれませんが。今回の最後辺りのセリフでうらら先生も暑苦しくなってきたんじゃないのという心境の変化の表現として感情を解放するお芝居に移行したからでしょうか。今まで猫被ってた役どころでしたから。

 ところでこのドラマ前にも書いたんですけど、警察のあるべき姿はかくあるべきと謳っているのかしらむという気になりますです。事件という芽が出る前に守るべき人々と深く接してそれを早めに摘むを善とする駐在さんと、芽が出たどころの騒ぎではなく警察の目の届かないところですでに成長して一杯種を撒き散らせている状態で喘いでいる東京を見捨てるのかと説くデカ長。

どちらも正論であるようで水掛け論の平行線状態でありました。でも鬼の居ぬ間になんとやらではなく駐在さんの居ぬ間になんとやらで「本日も晴れ。異常なし」。島民の人達の姿を見てこの言葉を連なるための努力というものをデカ長が納得してこんなとこで埋もれてくということではなくここで燃えているんだという事に気づいて連れ戻しを断念したという展開でありました。

 それにしてもこの島の子供たちは過激です。先週は船奪って遁走するし今週はガラスかち割るし。プラスチックと薄っぺらい金属板貼った程度のハーモニカでガラス割るなんて凄いよなと。まあ当たり所が悪かったということなんでしょうね。ガラスの急所でも突いたんでしょうか。腹痛えとひと悶着あった後、無事落着したとはいえ、だからといって心入れ替えてハーモニカ又やろうという気になったのは不思議な子ちゃんのようでもありました。駐在さんが夜なべをしてハーモニカ直してくれた~と唄に出来ちゃうような温情を子供心に汲み取ってということでありましょうがそれで楽しく吹けるようになるのかなと。誰かと担当楽器変えたら逃げたとトラウマになるからしない方がいいとは思いますが努力して出来たとしても所詮苦も無く出来る奴に敵わないから楽しめないんじゃないかという考えに至っちゃうのはオヤジになってしまったひがみ根性のなせる技なんでしょうか。

育てる側でなく自分が子供だったらというガキ視点ですけど、子供には可能性があるというけれど万能な可能性があるとは思わないので早く自分の得手を見つけ出すことに気づきそこに重点的に力を注いだ方がいいのではと思ってしまいます。もちろん可能性の挑戦というか可能な限りいろんなものに挑戦して選択の自由の幅を広げることは重要ですけど。校長先生(近藤さん)だったら出来ないならやらなくてもいいよと言われたかもしれませんですね。才を伸ばすを善とされる先生ですから。

とにかくみんなしてやりきることに価値を見出すということで想い出作りの努力に勤しむことになったようです。我を押し殺して。それも社会の中で生きていくためには必需である厭な事でもやりぬく忍耐力というものの育成で重要ではありますからこれはこれで納得の展開ではありました。

好きこそものの上手なれ。苦労を苦労と思わない(努力や障害の排除が苦労だと思わない)熱中こそが活力ということはひとまず置いての一件落着話しでありました。こんな小さいのに大人だよなあ。

それと共に、優しくなれる方法をハーモニカを練習することで覚えようという駐在さんの投げかけは「病気をした人でなければ人の痛みを共有できない」というのと同じなんでしょうかねえ。風が吹けば桶屋が儲かるみたいなもうちょっと優しくなるための段階の種類がありましたけどそういうことなんでしょうか。

 で、元校長(前田さん)の駐在さんに対して批判的な眼を持っていた理由が今回明かされました。それは駐在さんと同じように自分も島の子供を預かろうとしたということ。それってもしかして駐在さんが此処に来た原因になったあの人かしらむと。

 駐在さんのやろうとしてる大志はなんとなく分かるんですけど、島に湧き出てくる数々の出来事の解決顛末への感想がどうも毎回ドラマの趣旨と外れてることは気づいているんですが、それでもどういう訳か素っ頓狂なツッコミ入れてしまいますです。が、なんやかや言っても毎週楽しく観てますです。

目的が一朝一夕で出来る様な大志ではありませんから、どうやってエンディングを締めるんでしょうか。

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