« *やわこい | トップページ | 運の使い道 »

とてもとても2009・1月~3月

 全体的に視聴率という魔物に愛されたドラマはいつもより少なかったのかなと視聴率データを載せておられるブログとか見てると思えてくる1~3月期でありました。「定番」の作品は相変わらず安定していてそれが全体的な数字を引っ張り上げてるような感じでしょうか。それにしてもいつもより野次馬(視聴者)が盛り上がる感じがしてこなかったです。去年はこのブログのような末端のところにも流れ着く方が多かったほどドラマへの関心が高い作品が各クールに一作品はあったのですがこのクールは文字通りクールな反応だったような気が。

この要因の中に画面右上にででんと鎮座まします「アナログ」表示又は「テレビ局名」表示がうっとおしくて気が散るってこともあるんでしょうか。まあ3月は新しい季節で生活が変わる準備やらなんやらでテレビ見てる暇が視聴者にはない時期ということでしょうけど。

そうはいっても送り手側が指をくわえてこの時期過ぎるまで耐え忍ぶとしてた訳でもなく初回は15分拡大とかして盛り上げんと欲されておられましたが。終わってみれば最終回も15分拡大のご褒美がついたのは「キイナ」と「ヴォイス」だけ。私的には観るぞと宣言した作品は全て完食出来たのでいい1~3月期であったんですけどね。やはり世間と私の感覚はずれてんだなと改めて思う次第で。

「本日も晴れ。異常なし」

少人数の悲哀が色々と映し出された風に思えたドラマという印象です。過疎として死に往く島というお話しの中での少人数もそうですが、なにかことあるごとに右往左往しながらも皆で集って前に進んで助け合っていこうとする人々がお馴染みの10人いるかどうかという超少数精鋭な光景。

お話しは地域に根付いた警察の在り方を提案したとも読み取れるくらい「民事不介入」という言葉がちょこちょこと浮かんできて観てました。うらら先生と駐在さんの恋物語は唐突過ぎていくら選択の余人がいないからとは申せはしょり過ぎではと思いました。それに男子がクールで女子が熱するという行動パターンは今の風潮なんでしょうか。色々と勉強になります。参考にはならないけど。

役者さんでいったら青木崇高さんが良かったな。

好きなセリフは「異常なしを積み重ねるためにどれだけ苦労していくか・・」みたいな起きてから動くのではなく起きないために動くという地道な努力という正義のあり方を述べた言葉。

「メイちゃんの執事」

朝の番組で今巷ではこのドラマの影響か若い女性を中心に子供までもが執事ブームになっているとか。執事に夢を乗せているということなんでしょうが私的には夢が被らないので「ふ~ん」で以上です。ということは観てる側の多くはお嬢様ではなく執事に視線を送って観ていたということで、私は「榮倉奈々」を観るドラマと思って観てた訳でありまして。随分ずれた視点だったんだなと気づきました。でも結局女子に好かれる(好感度が低くはない)榮倉さんがお嬢様を演じているから榮倉さんならいいよということで観てる人が多かったんだろうかなと。これが我が地元の勇たるとあるお方でしたら何様よとか言われて不評に陥ったりしちゃったりなんかしちゃうんでしょうか。私にはいい意味で違いが分からないんですけどね。

まあいづれにせよ、執事という設定にする理由がイマイチ理解できなくて執事とお嬢様じゃなくてタレントとマネージャーにすればよかったんじゃないかと言った私の感覚ではこれほどの支持は得られなかったんだろうなと感じた「執事」ブームを巻き起こした要因のドラマだそうな。そういう意味では女子の憧憬を具現化してみせたドラマなんだろうなと思えます。

「トライアングル」

犠牲というか失ったものが多すぎて最後が虚しく儚い印象が強くてどうだろ?という想いが残る感じでした。真実を知ることの代償にしては高くついたよなあと。作り手の方で手心を加えれば明るい未来が予測できた終わり方になれただろうに何でしなかったのかなと能天気なお気楽主義の私には思えました。それはサチ(広末さん)が一命を取りとめていさえすれば叶う可能性があったということでありまして。終わりよければ全て善しという展開とは真逆の印象です。まあ警察官が犯人というのは好みじゃないせいもあるんですが。

途中(中国行く前)までは面白く観れたんですけど。不幸のまま死んでく人が多すぎた印象で侘しかったです。

「キイナ」

役者力で魅せてくれたドラマという印象です。菅野さんはもちろんのことひらっちや小池さん・沢村さんも良かったなあ。最終回15分拡大のご褒美がついたドラマでありますが何故か私がブログで感想書いてるこのクールのドラマの中で一番反応が少なかったです。楽しめる作品だけど余韻があまり残らないのかそれともシンプルイズベストで非常に分かりやすく他の人の感想とかで意見を比べる必要がなかったのか。視聴率とブログのアクセス数が連動してこない作品でした。不可解の解明を楽しむというより役者パワーを愛でる作品だったような気がしてます。一番安心して楽しく観れたのと続編が出たら絶対観るなと思えるドラマでした。

禁句なのかもしれませんが多分に○畑○三郎やコロン○を意識した作りになっている嫌いが見受けられますのでそういう呪縛から放たれて独自な捜査が提示されればもっと面白くなるよな気がします。

「ありふれた奇跡」

一番観るのによいしょと気を引き締めないと観れない感じのドラマでした。「奇跡」ってのがなにかを毎回ずっと追っかけしてたんですが一話一奇跡ということではなかったようです。タイトルの意味も分からず仕舞いでありましてなにがありふれてたんだろうという想いがありますです。

役者さんの年代の違いを特に感じたドラマでもあり井川さんや八千草さんといった海千山千の方のよどみないセリフ回しと加瀬さんと仲間さんのつまづき加減なセリフの発し方との格差を非常に感じました。もちろんそういう演出意図の下にセリフを言っておられたのでしょうから役者さんの技量として上手い下手ということではありませんが。

「ラブシャッフル」

昔チラリと観たトレンディドラマみたいな生活感の漂わない粋な貴族風味という印象が強かったです。真面目に遊んでるというか切迫感がないというか。もちろん人間ですから色んな葛藤や苦悩を抱えてそれを乗り越えていくわけでありますが。キャラが輝いてナンボの世界なので、それを具現化させる役者さん命でありましょう。そういう意味では満足できたんですが、主人公の愛の終着点に違和感を感じるので物語性の結末はあっそうでした。

殆ど役者力で成り立ってたような印象を持ちました。

「ヴォイス」

若者が馬鹿者化する青春らしい瞬間の部分と法医学に取り組む真摯さが上手く混ぜ合わさって愉しいドラマでした。遺体から全てを読み取るのかと観る前は思っていたんですが、主人公達は自らの足で物事の道理を積み上げていく刑事的要素が多めというのがイメージと違っていました。どちらかというと泣かせる話しに方向性が向いているのですがきちんと観れました。続編が出たら観たいなとその空気感が気に入りましたでございます。

月9というのが意外な感じの異色な勢いを感じました。とてもチームワークを感じてみんなして作り上げてたドラマなんだろうなと思いました。

|
|

« *やわこい | トップページ | 運の使い道 »

2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/44365532

この記事へのトラックバック一覧です: とてもとても2009・1月~3月:

« *やわこい | トップページ | 運の使い道 »