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ラブシャッフル その10

 あれま、という展開でした。まさかねと予想した政治家を目指す宇佐(玉木さん)というのが実際の展開になるなんて。もっともオプションとして玲子(小島さん)の庇護を受けて(結婚に至る)ということはなかったんで予想丸当たりではなかったんですけど。

それにしてもやっぱ芽衣(しほりん)と諭吉(DAIGOさん)が結ばれるというのは面白くない展開でした。芽衣がというのではなくて宇佐がいとも簡単にあっさり風味に感じられる程の引き際のよさがどうも腑に落ちませんでした。序盤あれだけ執着してたことを思えば終着に至るまでの経過がどうも合点がいきませんです。

宇佐本人の政治家への道を目指すまでに至るドラマとしてはそれなりの資質を初回から提示されてましたんで左程違和感なく観れるんですが。恋の行方という側面から観てるとあんだけ固執してたのがコロリと逆転するのはどうもです。白けた見方すれば浮気した相手(愛瑠)に本気になってしまったとも映る訳でありまして芽衣一筋な宇佐はどこいったって感じのブレが印象に残りますです。そういった心の変遷と整理の仕方がなんか読み取れませんでした。恋より友情を取ったってことならまだ理解出来るんですがそういった悶々感も見受けられないし。

そうはいってもこんな奴が近くにいたら頼もしいよないてくれないかなと思える人物像でありました。そういう出来過ぎでとてもいそうにない人間をしっかりと厭味なくすっきりと具現化なされた玉木さんは上手いよなあと思えました。

 芽衣に関しては不思議ちゃんでいいやと途中から思うようにしましたのでなにがどうなってもああそうなのって勢いで観てました。

 全体を通して凄惨な清算でなく精算した成算でまとめ上げた最終話だったのかな。語呂遊びの表現で生産と青酸と正餐も使いたかったけど自殺しなかったから青酸は使えないし生産は赤ちゃんを指すには不謹慎だし正餐は結婚式のシーンあったけど誰も食べてなかったから使えなかった。残念。

旺次郎(松田さん)と海里(吉高さん)の物語は陰で宇佐と愛瑠(香理奈さん)の物語が陽。ふんで菊田(谷原さん)と玲子が湿。陰+湿VS陽のバランスで陰湿の方に比重が重くいった印象でしょうか。粋な言葉で相当誤魔化してましたけどあれがなきゃ先が見通せないジャングルにおけるゲリラ戦の戦場にいるような感じで決してご陽気なドラマではなかったでしょう。

これを見てなにか想うことがあったかといったらトレンディドラマはみんなそうでしょうけど、一生懸命生きてる人は格好いいというお約束のテーマを感じます。輝いて生きたいのならまず人目を気にせず流されることなく自分を信じて一生懸命生きろってことでしょうか。

そんなこんなで展開につきましては楽しくは観れませんでしたが役者力愉しむにおいては愉しかったです。

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