« キイナ・不可能犯罪捜査官 その5 | トップページ | ありふれた奇跡 その7 »

だらとらあの違い

「どうせ売りゃせんだらあ」(どうせ売らないんだろ)

「どうせ売りゃせんらあ」(どうせ売らないだろう)

「だ」は共通語でもある、事柄を肯定出来ると認める判断を表わす言葉。これが入ると入らないでは大きくニュアンスが異なる。

「だら・だに・だもんで・ほい・ほれ・やあ」が遠州弁の特徴と言われているが

正確には、「だ+らあ・だ+にい・だ+もんで」であろう

なので「だ・らあ・にい・もんで・ほい・ほれ・やあ」と呼称する方があってるのかもしれないという私見を持っている。

で、話しを戻すが、「だら」は確定で「らあ」は予測というニュアンスであろう。共通語にすると「だろう」と「じゃないの」といった違いだらあ。

ただし「違いだらあ」(違いだろう)を「違いらあ」(違いじゃないの)とは言わないのでこの説明は不十分ではある。ちなみにこういう場合は「違いじゃないのけ」と言うことが多い。

例文

「こんだの日曜行かす?」

  (今度の日曜行こうか。)

「いいねえ。行かまい。」

  (いいねえ。行こう。)

「あいつぁ行くかいねえ。誘ってみすかな。」

  (あいつは行くかなあ。誘ってみようかな。)

「あいつぁ行きゃせんだらあ。」

  (あいつは行かないだろう。)

「なんで?」

「おっかさ怖いもん行きゃせんよきっと。」

  (奥さん怖いから行かないよきっと。)

「そうゆやあそうだなあ。」

「だらあ。だで行きゃせんらあ。ゆわんでいいって。」

  (だろ?だからどうせ行かないと思うよ。言わなくてもいいよ。)

|
|

« キイナ・不可能犯罪捜査官 その5 | トップページ | ありふれた奇跡 その7 »

1-3・遠州弁関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« キイナ・不可能犯罪捜査官 その5 | トップページ | ありふれた奇跡 その7 »