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ありふれた奇跡 その5

 観るにおいて、決して時間が来るのが待ち遠しいのではなく、それなりに覚悟を持って呼吸整えててよいしょという勢いをつけないと観れないドラマではありますが。始まってしまえば吸い込まれてく感じです。

 それにしても奇遇というか、類は友を呼ぶというかそういうおとうさん同士の関係性だったんですね。ガス抜きは誰にでも必要であるということは私でも分かりますからあれなんですけどそれにしてもですなあ。犯罪ではないにしてもばれでもしたら罪悪感に陥りますなあ。翔太のおとうちゃん(風間さん)の方は変身願望から晒す快感へと移行しつつあるようにも伺えます。加奈のおとうさん(岸部さん)の方はバレたら厭なのでもう降りたそうですけど。まあ普通ならたとえバレても一時の恥。他人は本人が思い悩むほど案外どうでもいい事と思ってるんですがなかなか自分の事となるとそうはいかないものですけど。さすがにこれは犯罪性はないにしても社会的地位は危ういでしょうなあ。

これを観てもし笑えというのであればついていけないギャグネタでしょう。普通の人なんていってもこんなもんさという事を謳ってるんでしょうかねえ。少なくとも私の周りには変装趣味は特例(ない)としてもそういうガス抜きの気配(実態)を見せるようなミスした人を見かけないんですけどね。やっぱどうもありふれた人々ではなさそうですこの世界はなんて思うのは世間知らずな私だけなんでしょうか。

もちろん身の危険を感じたりの実害を撒き散らす人達ではないのですから隣近所として付き合うとしたらごくごく普通の人なんでしょうけど。なんかねえ。決して女装が似合う似合わないとかの印象から受けてる訳ではないのですけど。素直に「変なの」と思ってしまいます。

 それで、肝心の翔太(加瀬さん)と加奈(仲間さん)の展開ですけど。話を振ったのは加奈の方ではありますが、なんかすんげえはしょったんじゃないのかい?といぶかしくなるくらい翔太の子供がどうたらこうたらという未来予想図の構想をば一方的に描くと言う様になってました。人付き合いが苦手としてもここまで物事をはぐらかさず誠実とはというのは異様に映ります。またそれが加奈にとってデンジャラスゾーンど真ん中というのはついてない。だけど不機嫌になる加奈の理由は理解不能でおました。でも話し振っといてそりゃないだろにと。あげといて落とすみたいな。翔太が不機嫌にさせたとは到底思えない感じでした。強いてあげれば追求ぽかったことくらいでしょうか。

 それにしてもそんな事があった次の日の朝のおじいちゃん(井川さん)との会話のシーン。加瀬さんの心ここにあらずの相槌合いの手の入れ方がえらくナチュラルで芝居じゃないような気がしてきました。ホントになにげないことがきっちり普通に見えるという凄い役者さんなんだと改めて感心する次第で。

 後半の加奈と藤本(陣内さん)との二人のシーンが非現実的な空気感漂わせていただけに余計そう思えましたし、この中に翔太がいたらどういう芝居の空気感になるんだろうとも想ってしまいました。

話し前後しますけど、加奈はなにかを吐き出そうとしてお母さん(戸田さん)に話そうとするが恋わずらいでそれどころじゃない。おばあちゃん(八千草さん)にはいえないんですね。もちろんおとうさんにも。翔太にはというときっかけのタイミングと意思の間が合わない。「子供が生めない」ってのは序章であってこれですっきりという事ではないのでしょう。で、藤本に声を掛けるも異様なアクシデントに遭遇して様相があらぬ方向に向いてしまう。

でも「生きていくしかない。」という加奈のセリフは迷いがなく明快で印象に残りました。無論今の加奈がそういう安定した状態ではないのですが、それでもそう言い切るのは自分に言い聞かせているということなんでしょうか。それとも弱みは見せないというつっぱりなんでしょうか。そういったとんがったものがぽきんと折れて普通では到達し得ない自殺というところまで追い込まれる要素となるのでしょうか。

 とりあえず展開としては加奈のおとうさん(岸部さん)は諸々の理由で二人が結ばれる事においての障害と成り得る存在である兆候がこの回は見えました。また、肝心の二人の間にも微妙な不協和音が生じてしまったとも取れる展開でありまして。この展開を打破するために右往左往するのは翔太なのか加奈なのか。奇跡ってなんだ?ありふれたって何?ありきたりとどう違うんだろう。

いまのところしっちゃかめっちゃかじゃないのは、おばあちゃんとおじいちゃんくらいなものでしょうかね。なんのかんのいっても年の功。悩める人々は自ら到達するのか助けて貰うのか。救いを求めることなく思い詰めて自殺がよぎったくらいですから援助なしで安定の領域まで到達するってことになるのでしょうか。一生引き摺っていくのだとしたら解決策は許す心なんでしょうかねえ自分にも相手にも。

 じっくり見直さないとついていけないくらい濃密な時間が描かれているなといざ感想残そうとなるとそう思えてきます。緻密といった方がいいのかしらむ。無駄が無いんでしょうねおそらく。でも正直光明が見えなくてしんどい回でした今回は。明日はどっちだ?って感じで。なんか支離滅裂な感想でいつも以上にまとまりとかないですけどこういうへんてこりんな見方をする視聴者もいるってことで。

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2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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