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ヴォイス・命なき者の声 その4

 今回は珍しくというか初めて大己(瑛太さん)より早く事の流れが想像できました。私如きが読めたのですからおそらく大半の視聴者は読めたと思われます。

なのでこの回については謎解きというテーマより亮介(生田さん)の心の動きを追うのが主題だったのでしょう。

優柔不断だった自分に亡くなった友人から勇気を授かって胸を張れるようになった。

 あっさりまとめちゃうとこういうことですけど。そんな単純なものじゃないですよねえ我が身に置き換えたら修羅場ですわいな相当に。まず親に言えないことがありそれは言う事を避けて通れるものではなくしかも親の期待することではない。それだけで十分気が重たくなるのに、友達が死ぬということに遭遇する。二重苦ですな。それに輪をかけてその死に様は当初決して天晴れな散り際というわけではない。以前の晴れやかで輝いていたことを知ってる者からすれば暗雲立ち込めるかのような薄暗いもの。そんな筈はないと思い悩む。でも判らない。これで三重苦。

 大己らが慰め?励ましてくれるも救いにならず殻に閉じこもりそうになる。その闇に無闇に立ち入らない仲間達は大人だなあと。下手に陽気な場所に連れまわして現実逃避に連れ込んだりとかずけずけと判った振りして土足で心の中に上がろうとしない辺りがこの歳でという感じです。それでいて自分なりにやれることはやろうと羽井(佐藤さん)は自身の経験を語りお前一人じゃないんだと伝え、桐畑(遠藤さん)はデータの分析の手助けをしようと励む。さすがに女子たる久保秋(石原さん)にすべきことはない男の世界ではありましたが。でも今回は陰の部分が影を潜めて陽気な感じに映りました。この方がこの場の雰囲気になんか合ってそうに思えました。冷静で頭いいのにいじられるとそうに見えなくなるというキャラが希望です。

 同じゼミの仲間になってどのくらいの時間が経っているのかよく分かりませんが結構短いにも関わらずの「お前いい奴だなあ」と言い合える仲間達で羨ましいことですな。いつか学校卒業と共にバラバラになっていくんだろうけど直接的な接点がなくともずっと仲間なんだろうなと思えてきます。

 三重苦の乗り越え方は友人の死に関する暗雲の疑いを取り払ってくれたのは大己。頭が上がらない父に自分の生き方を伝えることができたのは亡き友人の譲れない心を受け継いだから。最後の死による別離への心の整理については泣いて晴らしてました。心の整理については正直言うと?ですけどね。私も友人や同僚とかい先立たれた経験持ってますけど涙でクリアというのとは違うような気がしますです。そいつのことを忘れることなく少しでも多く思い出してやるのがそいつへの想いというか野辺送りのような感じというのが私のリアルです。

 いづれにしても回を追う毎にひとりふたりと腹を据えた人間が増えていく訳でありまして、迷いや悩みといった心の迷路に時間を割くのではなく本業?のヴォイスを聞くことに益々特化していきそうで愉しめそうです。

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