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コード・ブルー新春スペシャル

全ての過去はとりあえず時間が解決してくれて一段落したあとのその後ということではなく確実にドラマからの地続きの時間経過のうえに成り立っている展開で好感持てました。でもなんで半そで姿を1月に見せるんだろうという気は若干致します。

あっという間に終わってしまった感じで2時間ちょっとが早かったです。お話しは謹慎から戻ってひとまわり成長したフェロー達のもう一段高みのステップに上がるための試練とかが列車の事故という出来事を通して描かれていたようでした。

いきなり最後の方の話しになりますが、黒田先生(柳葉さん)の最後の挑発的な別れの言葉が印象に残りましたです。素直に言葉に出せないはにかみともとれなくもないですが、ご本人は医者をリタイアする気なんざさらさらなくてリハビリ終えたら復活するぞと言わんばかりの物言いがおつでした。まあフェロー目線からすればなんだよそれって神経逆撫でするような勢いなんでフェロー目線からドラマを観てた人にとっては黒田ってなんだよって思ってしまうかもしれませんから、随分と思い切った台詞用意したもんだなと脚本家さんの太っ腹に肝冷やす思いもありましたけど。私はいいよなとありだよなと思いましたです。あそこでよくぞ成長した後は任せたみたいな「よくやったあ」とかのお得意のセリフ吐いて垣根がなくなって分かれるとかいうお決まりの主人公成長表現シーンだったらどういう感想になったんでしょうかねえ。多分よく観るドラマパターンそのひとつって感じだったでしょうか。安易だとはいいませんがもう何度も見たとぞは思ったでしょうね。だからこれでいいじゃんと思えますです。

それにしてもちょっと前からこれでもかという位の物量作戦で番宣Cmかまされてましたけど珍しく効果的でしたよねえ。誰が現場で血を流すんだ?とハラハラ感もって観てましたです。冒頭でばあちゃんの記憶が甦りと幸せのベクトルに向いていた藍沢(山下さん)を持ち上げといて奈落の底に突き落とすつもりなのか?とか黒田先生をああいう目に遭わせてしまった白石(新垣さん)が今度は自分がそういう目に遭ってしまうのか、お調子者の藤川(浅利さん)が功を焦ってどツボにはまるのか。強気が災いして緋山(戸田さん)が無茶した結果なのか。フェローではなく三井先生(りょうさん)か森本先生(勝村さん)のいずれかが倒れ否が応にもフェロー達が一本立ちせざるを得ない状況になっていくのか。とまあそんな感じで色々勘繰りながら観てしまいました。面白かったです。緋山というのは意外でしたけど。見せ方が上手かったですね。早く見つけてやれよと思いながら観てました。でもなんであんだけ大勢の人がいて気づかなかったんだろうというツッコミは一応しときます。

でもまあとにかく誰も死ななくて良かったねという展開でもありました。緋山は助かるんだろうかどうかってのもドキドキ感ありましたです。お父さん役の清水紘治さんが出て来られた時はもう末期(まつご)なのかと一瞬観念してました。そういう最悪の覚悟というものをきっちり見せ付けられたようでたばかられました。そう思わせた清水さん上手いなあと。それに比べて現場で荒れ狂って後で白石をエレベーター内で泣き崩れさせた母と娘との比較をついしてしまっていましたです。もちろん無理も無い事で非難することではありませんが。

でも助からないなと思って観てたんで、ドラマ(物語を紡ぐ側の意図)として緋山死なしてなんの得があるんだろう。いくら物語の展開を劇的にするためとはいえ、派遣した医者がおっ死んだりしたらドクターヘリの存続とかの問題が安全管理面からまた蒸し返されるだろうにと。でもまあきちんと復活したんで良かった良かったです。でもやはり生き返ったとはいえ今回の一件は委員会の方ではどうだったんでしょうかねえ。

戸田恵梨香さんは体当たりというか私こんな事出来ませんとかいうNGがないお方なのかと思えてしまう勢いがありましたです。手術して生死の境をベッドの上で彷徨うという設定なんだから当然だろうと言えばそれまでなんですけど、化粧っ気がまるで無いように見せたりして。さすがに血のりが目にまで被って誰だか判んなくなるということはなかったですがボサボサの髪型したりと美しく可愛くとられることばかりが役者の仕事じゃないという感性を見たような気がしました。小気味良いお方です。

列車内で我が子を想うあまり取り乱すお母さんは西田尚美さんでしたが、なんのドラマか忘れましたけど飛行機の中で同じ様に取り乱す役演じられておられたのを思い出してしまいました。基本的には「ひみつの花園」のぶっとんだ規格外の奔放明快キャラがお似合いというイメージを持ってるんで、もちろん今回違和感なぞなく迫力あったなあとは思うのですが本領発揮できる役の西田さん観たいなあと思ってしまいました。

ドラマに惹き込まれていて、観終わってトイレに行ったら今日は凄く寒いんだったと思い出しました。ドラマの登場人物が半そでだったんでついそれに引き込まれて季節の感覚が変になってたようです。出来れば季節感あわせて欲しかったなと。もっと早くにの予定がご栄転で上座(1月)に移ったせいなのか適切な季節に放送する空きがなかったのかは知りませんが。ご利用は計画的にとつい思ってしまいました。

で、列車脱線転覆事故が描かれていたんですけど、現実に関西で起きたあの事故の際付近の住民の皆さんが駆けつけて色々と救助に協力されたというのを聞いた記憶が残ってるのですが今回のドラマでは消防とかの専門の方ばかりが救助活動を行なっているという画でありました。状況を整理して見せるためのものでしょうが、大変な時にはみんなで助け合うものだという美徳とかもドラマの中に盛り込んで欲しかったなあという気も致します。

放送は1月10日で2009年だけどコード・ブルーは去年のドラマなのでジャンルとしては2008年のドラマ枠にしました。正月にスペシャルとして持ってくるのは「のだめ」に続いてということでいいんでしょうかね。だとすると今日の放送の評価が高ければ映画化もありという可能性なんでしょうか。もちろん歓迎しますですけど。やっぱ黒田先生の復活がドラマとしての真のハッピーエンドのような気がしますです。黒田先生も多分「そのとおりだ」と言ってくれるに違いありません。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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