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ありふれた奇跡 その4

このブログにおいて今の時期一番反応が多いのが「ありふれた奇跡」であります。必ずしもドラマに対する想いの量は視聴率とは連動していないんだなと改めて思えた次第であります。もちろん私の感想は突飛で的外れですので共感を得られることはありませんですが。かようなところまでお越しくださる方が多いと言うのはただ楽しい(面白い)というのではなく多くの人の想いの琴線に触れてる作品であるんだろうなと。

前回口をへの字に曲げて一っ言もしゃべんない神戸(松重さん)と二人しかも車という密室の息が詰まりそうな空間の中で我関せずと自分の思案に没頭出来なおかつ「あ~もうわかんねえ~。」と声を発して悶え苦しむ翔太ってのは、本当に思い詰める性質なんだなあとつくづく思える訳でありまして。それを振り向きも驚きもしないという神戸には笑ってしまいましたが。

藤本(陣内さん)のカーテンもないテレビもないという生活を本人は便利を切り捨てると称されていましたが修行僧のような生活と表現するには後退的な印象がやはりしました。つまり負け惜しみですか。翔太は自分を虐めてるだけだとさりげなくたしなめてましたけど。それでも最後は欲しいそぶりというか構って欲しいそぶりがなんか元気そうでした。めんどくさいお人です。

これは「ありふれた」人達のお話ではなく平凡から「あふれた」人達の奇跡を描いてるぞ、なんて書いたら趣旨を理解してないと作り手さんの怒りを買う事必死ですが、平々凡々とは一線を画してる気がするのは確かです。もちろん波乱万丈とは程遠いですけどなんか抱えているものがありふれたよりも重い感じがしますです。

まあそんな脱線話しはともかく家に向かうまでの道すがら裏道という宝物を教えてしまう辺り、凄い最高のお出迎えを翔太(加瀬さん)はしてるのかなあと。歩きながら話している際「子供」というキーワードに加奈は過敏に反応してた(曇ってた)風に映りましたけど伏線なんでしょうかねえ。それに応える加奈も誠実を感じとっていたんでしょうか。

その後の一連の出来事はスルーしまして、翔太の仕事場に体をおやしてしんどそうな元職人さんがたいやき持ってきてるシーンがありました。職人は体が資本壊したらそれで終いというのはおじいちゃん(井川さん)に続いて二人目のセリフのような気がします。これは将来翔太に起こる出来事の伏線なんでしょうかなんて勘繰ってしまいました。

展開の順番前後しますがこのドラマ二人で会話するシーンが多い中で、お母さん(戸田さん)とお師匠さん(吹越さん)の惜別のシーンと翔太と藤本(陣内さん)の電子レンジあげるいらないの押し問答してるシーンが印象に残りました。

惜別のシーンはなんかここだけ舞台のお芝居観てるようで。ありえそうな会話のやりとりなのに情感的過ぎて絵空事(夢の中)のように思えて、どうも苦手ですわいな。反対に押し問答のシーンは加瀬さんの本領発揮というか普段の生活の中ではあり得なさそうな遠慮の仕方?な会話のやりとりなのにとても普通っぽい感じがしました。好みの問題ではありますがファンタジーだと思って観てはいないので違和感を前者には感じました。一体どういう効能があったんでしょうか不明です。

そして、なんかおかしな奇遇と申しましょうか変な縁(えにし)がありそうで渡る世間はいと狭しってか。どういう関係なのかはまだ明かされていませんですがお父さん同士なんかお知り合いみたいです。名前も住まいも知らない者同士らしい。推測するになにかの同志同士のようでありそうです。

当の本人達はいざ知らず、両家は何故か本人そっちのけで盛り上がり兼ねない状況であったのが、お父さん同士のその関係は翔太と加奈の関係に水を差す障害になるんでしょうかねえ。それともこの回の奇跡ってのがこれかしらむ。

スルーした部分を蒸し返しますけど、今の人には通用するのかどうか知りませんが一昔前の男女という装いでなんか同調してしまいましたです。改札口で待つ時間。帰りを送る際の降り際での車の中での時間が無くなったような会話。などなど気まずいんだか永遠に続いて欲しいんだか自分でも分からないような瞬間ってのがね。

そろそろ翔太に秘密がありそうにもなくなってきてこのドラマ翔太にくっついて観るという居場所を見つけた感じです。これで腰を落ち着けて観れるなと。

で、すんごい脱線話しなんですけど、加奈(仲間さん)を家に迎えるまでの町内の散策がてらの景色で安売り王の看板が目についてしまいました。ホント脱線しますけど、まだあるんだと。浜松では随分と前にその看板を見かけなくなったのですが。ちなみに今家にある当時のビデオ引っ張り出したら2つほど出てきました。「鏡の中の欲情」85分で表示価格税込み1980円。内容は変質者が出てくるものでタイトル通りのものですがきちんとしたストーリーで面白いです。監督さん他役者さんも名を聞かないお方ばかりですが価格以上の結構な作品でした。もうひとつは「郵便配達はベルを三度鳴らす」有名な映画のパクリタイトルで監督・脚本・出演は村西とおるさん。役者さんは横須賀昌美さん・清水大敬さん他。お話しの内容は監督さんから推し量れるようなもので70分。表示価格税込み16.480円となってますが1980円くらいで買った筈です(いい加減な記憶ですけど)。末路についてはほとんどいい話を聞きませんが、価格破壊の先陣を切った意義は多少はあったのかなあと。

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2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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