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メイちゃんの執事 その3

このぶっ飛んだお話しの流れをこの歳で楽しめ何かを得よというのは酷ではありますが、「榮倉奈々」を楽しむのであるならば結構楽しいドラマです。困難に立ち向かう勇気とかを描いていると思われますが元気はつらつさには体育の授業不摂生が理由で参加できず見学に勤しんでるような立ち位置です。

七変化とまではいきませんが雰囲気がころころ変わる感じが悦でありますな。それでいてなに着てても心は変わらないと映るところが味噌なんでしょうか。女性の役者さんの中には男子の中に入ると映えるけど女子の中に紛れると印象薄くなる方とかその逆のタイプの方がおられるんですけど、榮倉さんはどっちもまかしょという感じでどのシーンでも存在感に翳りがないとこが珍しいタイプの役者さんだなあと思えます。中性的ともいえる訳ですが。大人の中に混ざると多少薄く感じますので全てに於いて映えるという訳ではないのでしょうけど。相応の歳になって人見知りされなくなったらどういう役者さんになられるのか興味が湧くところです。

漫画みたいじゃなく漫画を演じている訳で、そうすると最近では「のだめ」が直ぐ思い浮かんで来る訳ですが。比較するのはご法度なのかもしれませんが感情表現を複雑なキャラにさせないという点がよく似てる勢いです。つまり皆行動については単純明快直情的で判り易い。しかしそれぞれの思惑という謎を含んでいるだけにドラマの世界感の判りやすさからくる透明感と展開の綾を織り成す暗躍の不透明感さのバランスが難しそうだなと。「のだめ」は音楽の高みを目指すことにみんなが向いてた分、様々な葛藤を各自抱えていながらも目的意識がはっきりしていて観てる方もゴールが予想できてより集中しやすかったでしょうから。いまのところ対メイへの違和感ということで統一されてますがこれが今後理解者が増えていく展開ということならばそのバランス(飄々・協調・反目)の調整がより難しくなりそうで作り手の腕のみせどころになるのでしょうか。

それにしてもこれを演じられてる役者さん達は大変だろうなと思えてきます。先週までのえげつないイジメキャラが突如味方キャラに変貌していかなくてはならないのですから。そのメリハリの切り替えとそういう部分だけを抽出して見せなければならない(つまり漫画キャラ)のですからもう別人格に生まれ変わったみたいな一人二役のような印象です。キャラクター作りが一定しないという訳でもありますが、まあ変身キャラを演じるなんてそうそうないでしょうからそういう意味ではやってられて楽しまれてるやもしれませぬが。服装とかで違いを表現できない分変身モノとは異なる大変さは要求されるんでしょうか。

特に登場の仕方からして漫画以外の何者でもない役を任せられておられる谷村さんはそれ以前がシビアな役どころばかりだった印象が強いだけにどう対応されるんだろうという興味がありますです。今のところ気配も感情も消しておられるようですが印象が薄い感じであります。こういう役って意外性が勝負みたいなとこが重要な気がするので予定調和ではないアドリブの多用が求められるのではと勘繰ってしまいます。

で、多少お話しの流れの感想書きますけど。前回もそして今回もお嬢様とそれに付き従う執事との深い関係(替わりは居ない・失いたくない)が描かれていましたけれど、恋愛禁止という条項が示されてた通りともすればそう取れてしまうような誤解を招きそうな展開でありました。このドラマでは執事は主を映す鏡のような関係みたいにも見えるのでそういうとこをもうちっと描いてくれたらいいのにとつい思ってしまいますです。決闘の決着は次回で描かれるのでこの回は不協和音の苦悩が描かれていた回ともいえる訳でもありまして爽快な展開とはいえなかったのですが先にも書きましたが榮倉さん眺めてるだけでも楽しいのでほげーっと見てました。

でも知世はどこに?

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2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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