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ありふれた奇跡 その2

お話しの流れはゆったりとしていて特になにが起きてたのかと反芻するほどの大きな展開はなかったのかなと思えてくるので(中身がなかったなんてことではないですよ勿論)なんとはなしの脱線話しを中心に据えていこうかしらむと。でも早かったですね集中出来たんでしょうねあっという間に次回へ続くって感じでした。居場所はまだ見つからないんですけどこの世界の空気感というものを愉しめました。

初回で加奈(仲間さん)の話し方が間髪入れずの矢継ぎ早やという勢いではえーなあと思ったんですが、そういった人なんですねこの人は。ある意味自殺しようとした人ってのは自分を伝えるのが上手じゃない人なのかなと思えてくる感じです。私は自殺しようなんて考えたことないのでその心持ちは理解出来ないんですが、喫茶店でのひと悶着終えた後の加奈のセリフ「こういう事すると必ず揺り戻しが来るの。」世間に対して波風立てると後で揺り戻しが来るというのは私でも分かります。

やった事が正論であろうとなかろうと成否の問題とかでもなく場所や場合によっては自我を通す我儘と人には映る訳でそういう風に映る事に自己嫌悪に陥ったりすることがあります。また感情が表に飛び出す(人に読み取られる)事が後になって後悔の嵐に苛まれることもあります。

普通はなあなあになってそういった場を切り抜ける逃げ抜きの手段を選んで、後で差し障りのないところとかで陰口や悪口言ってうさはらしてすっきりするもんですけど。お店の人がしたように「ちっ」てな具合に。加奈はそういうことが苦手な人なんでしょうか。

「ありふれた」という冠がついてますけど、翔太(加瀬さん)にしたってやはりどこか普通じゃないものを持っていそうで、ありふれてそうにも思えないんですけど最後にありふれるんでしょうか。

「奇跡」という冠についてはおばあちゃま(八千草さん)が起こしてた(奇遇か?)みたいですけど。もしかしたら一日一膳じゃないけど一話にひとつづつ奇跡が起きてるのかな。だとしたら初回は出会いか。

ところで両家とも大分リアルに描かれてありますが、自分だったらどちらともなんか落ち着けないから住みたくないなあというのが素直な印象です。明らかによそ様の家という印象でこういう状況に至ったまでの道のりを体験せずにいきなりそこで我が家としてくつろげといわれても無理ですわ。そう思わせる説得感のある家庭の空気感を作り上げられてますなあと感心いたします。

お人形さんは綺麗でしたなあ。欲しくなりました。高いんでしょうねさぞや。趣味で作れる領域とはとても思えませんでした。

加奈はズボン姿が多いかなって印象にイメージ残ってるんですけど行動的ということなんでしょうか。積極的かどうかは分かりませんが。男っぽいかどうかも分からないですけどはきはきし過ぎてるというのはそこはかとなく感じます。いまいちよく掴みきれないお方です私には。

対する翔太の方心持ちは分かるような気がしてきます。家を探りに行く想いとかいざ逢うとなると何話していいのか分からなくて居心地の悪い間の持てなさとか。悔やみごとをひたすら引きずるというのも理解出来ますけど、なんで他の事して退避とか気持ちの切り替えとかしないんだろうというとこが不思議なとこで。そういうところが加奈と同類である「自殺しようとした人」の心を表わしているんでしょうか。加奈に隠し事をしないと誓ってのことなんでしょうけど喫茶店であの格好を見せるってのは場所をわきまえないって意味ではやはり尋常ではない気もしてきます。

加瀬さんの気まずさのお芝居は凄いですねえこっちまでそういう気になってしまいましたです。そういうこともあってかどうしても翔太目線になるのか加奈が眩しい存在に見えてしまいます。

仲間さんの八千草さんとのお二人のシーンはお綺麗でおました。ドラマの中で唯一早口でもない普通の会話に聞こえたという事もあるんでしょうか。後ろ姿フェチでは私は決してなくて背中で演技が伝わる役者さんが好きなんですが、今回のキッチンでの背中のお芝居が顔が映っていなくても表情が眼に浮かぶ感じがしてそれがよかったってこともあるやもしれませぬ。

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2・2009年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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