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ラブシャッフル その2

意外性が売りなんでしょうかねえ。さえない逆玉の輿が実は万能ヒーローだったとかいう。前半はボケの連続で今回は徹するのかしらむと思っていたらああですもんね。格好いいとこあるんだあと。逆玉に乗れる素養は確かにあるなと。芽衣(しほりん)の人を見る目も間違っちゃいないんだなと。でもそれ(今は輝いていないという事)を本人に指摘することが出来ないのはなんででしょうかねえ。自分といると彼の本来の姿がかき消されて小さく縮こまってしまうという怖れがあるのでしょうか。

意外性といえば豪勢なマンションで通路にテーブル置いてくつろぐって光景も意外でしたなあしかも意外と和みの温かい印象を憶えます。いきなりなんで急にこんなにお互いの距離が縮まるんだ?はしょり過ぎだろうというツッコミしたくなりますが、穿った見方をすればそれだけみんな渡りに船でそれなりに淋しかったのかなとも思えますですな。結構予想を覆してくれますです。もっともラブシャッフルとかいうことそのものがぶっ飛んでますからそれに比べたらという勢いではありますが。

逆に予想してた通りなことといえば男女間のえぐさですか。確かに相手が変われば自分の見せる部分も変わるという側面はありますから様々な角度からそれぞれの登場人物達の人となりが伺えてくる訳ではありますが。それにしても初めて会ったその日からみたいな性急な男女の距離の縮まり方はゲームなんでしょうけれども違和感を覚えますです。まるでレトルトの恋とでも評しましょうかレンジでチンしてもうほっかほかになってるみたいな。期間限定だからじっくりごとごと煮詰めてくような間は確かにないでしょうけどね。

下手すれば快楽の追求ともとれてしまう危うさがある領域スレスレを飛行してるようなもんで脚本家さんの操縦技術が問われるんでしょうね。そう思ってしまうのも人妻が参加しているからなんでしょうか。背徳の匂いがともすれば漂ってきそうな危うさを伴っている風に映ります。すっきりメンバー構成をオール独身にされなかった意図はどういうところにあるんですかねえ。恋愛の種類は幅広いということを謳う為なんでせうか。行き着くところは恋愛の成就ということではないのかも。

自分探しというか見えなかった自分発見ということと相手のことをより深く知り合うというのがこのドラマのテーマなのかなと薄ぼんやり思ってたんですけど。それぞれのキャラが映えてるものだから、単純に啓(玉木さん)と芽衣(しほりん)の復縁を周りが形は歪なれど応援するといったものではないように思えてきました。存外それぞれ平等に描いていかれるんでしょうねおそらくは。まあ結論に至るまで艱難辛苦の様を愛でてもしんどいだけですのでお気楽主義の私としましては毎回それなりにほんわかする展開であってくれたら楽しいかなと思いますです。

それと謎解きばかりで頭使わないとついてけないドラマが多いこのクールの中において謎らしい謎もなくシンプルに今起きている事象を愛でていくってのも他との比較ではありますがホッと一息できる感じのドラマです。対象年齢が低く設定されてる訳でもでもなく洒脱が効いててそれでいてそれぞれに悩みを抱えている多面性も捉えていて。気の利いた会話もまだ続いてるし。なんか粋を感じますです。

それにしても役者力それぞれ皆さんありまんなあ。特にお気に入りはやっぱ諭吉(DAIGOさん)ですわ。海里(吉高さん)と居た時の身の置き場のなさ加減と啓と出合った時のほっとした安堵のにやけ加減のメリハリが今回は印象に残りましたです。愛瑠(香理奈さん)と旺次郎(松田さん)との撮影のやりとりとかも心の刃がせめぎ合ってるような緊迫感が徐々に膨らんでいく様が迫力ありましたなあ。旺次郎のアフターフォローの仕方もいなせでした。それに香理奈さんモデルもやられてるだけあって絵になってたし。あの写真松田さんがホントに撮られたんでしょうかねえ。正人(谷原さん)も朗読という声の良さを発揮していたし。それぞれの役者さん本人が持つ特徴を使えるものはなんでも使っちゃえって勢いでしょうかねえおいしいです。役ありきではなく役者さんありきで人物設定されてるかのようにすら映ります。

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