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*かやす その2

以前書いた記事で「かやす」を返すと訳したが、その補足。というか思いつきの根拠のない想像。(妄想ともいえなくもない。)

「かやす」は単純に「かえす」が訛った訳ではなく、遠州弁では両方を使い分けしている。

「かやす」は借りたものを返す場合に使われることが多く、「聞き返す・言い返す」を「聞きかやす・言いかやす」とは言わない。

「金返す・傘返す」は「金かやす・傘かやす」とは使う。

辞書を引くと現代国語辞典には載っていないが、古語辞典には「かやす・かへすのなまり。」とある。

(上記は事実、下記は想像)

つまり大昔から存在していた言葉であるらしいが、言い過ぎかもしれないが遠州弁での使い方は借えす(こんな字は無いが)と書いても罰が当たらない使い方に偏っている。

ただし絶対的にそうだとは言い切れず「裏だで表にかやすに」(裏だから表に戻すよ)という使い方も存在するので仮説に過ぎないのではあるが。

そういう点では「戻す」・「元の状態にする」みたいな意味を持っているのかもしれない。じゃ「むしかえす」を「むしかやす」と言うかと言うとそうでもない。

なにをいってるのか分からなくなってきた。やはりこの案は妄想なのだろうか。

例文

「これ、かやいてきて。」

  (これ、返してきて。)

「どこにい。」

  (どこへ?)

「あんた持ってきただら?どっから持ってきたよぉあんた。そこんさあにかやすだあれ。」

  (あなたが持ってきたんでしょう。どっから持って来たか憶えてるでしょ?持ってきた所に戻してきてよ。)

「なんで?」

「なんでって当然だらあ。」

  (なんでって当然でしょうに。)

「だってかっさらって来ただもんでかやしゃとんまさるわ。」

  (だって勝手に拝借して来た物だから返せば捕まっちゃうよ。)

「やっ!馬鹿っつらあ。」

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