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ブラッディ・マンデイその1

なんか凄いスケールのドラマのようです。迫力ありましたなあ。一人に的を絞らせないというか個人活劇ではなく群像劇として成立してる分見応えの幅があるようです。TBSドラマは得意じゃないと折々書いてますけど甘い(良い)ものは別腹ということでこれは愉しめそうです。

シンプルに印象に残った順でいけば松重豊さんが一番で次に三浦春馬さんって感じでした。原作は連載中の漫画でまだ続いているということだそうですが、私は読んでいないので素直に展開に従って観てました。おまけで江口のりこさんが最後出たのはうひょっと儲けた感じで。

でもあれですよね暑苦しい野郎の世界感と言う印象受けるんですけど片瀬さんとか星名さんとか混ざることで現代的な印象に早替わりするみたいです。「SP」でもお一人女性がおられましたし、私がブログに貼ってるアルカナコレクションでも女性で登録されてる方が多く。闘いの場に女性を持ち出すことに違和感を感じないというか必然になりつつあるのは時代を感じますです。

吉瀬美智子さんの役はルパンでの峰不二子みたいな役どころなので女性であるのは当然でしょうけど、この作品がもしも映画だったらもっとお色気シーンの濃厚なのが拝めたのかなと邪まな考えが浮かばないでもない感じで良かったっす。

テンポといいスピード感といい丁度いい感じでついていけましたし、なにより分かりやすかったです。裏切りと言うか誰が味方で誰が敵なのかは訳が分からないんで反芻すると頭が爆ぜそうになるのですが、厭になるくらいのくどさでは無い味付け加減が適度な感じがしましたです。

こんだけ面白いのでおそらくあらすじとか本筋の展開への感想とかは他の方のブログとかで詳しく述べられるでしょうから、後は、いつもの通りのどうでもいい感想をば。

オープニングで文字が打ち込まれる時、タイプライターのような音がつけられていて、いいなあ~と思いました。私のパソコンでもそういう効果音欲しいなと。

観る前は「ハッカー」礼賛するようなお話しだとしたらちょっち厭かなと思ったんですわ。たとえそれが正義の為に振り下ろされる鉄槌(ハッキング)であったとしても褒められるようなことだとは思えないので。これに感化されて能もないのに真似したくなる輩がボコボコとメタンガス湧き出てるような混沌としたとこから現実社会に大量発生したら厭だよなあと思ったりもしました。もちろん弱肉強食のネット社会で知識が乏しいという最弱の立場からみた感情であります。

脚本を担当されてる蒔田光治さんといえば私には「トリック」と「パズル」の蒔田さんというイメージがあって、携帯電話を排除して物語を推し進めるアナログチックなお方というイメージでした。それが今回はパソコン・携帯フル活用の展開というのは新鮮と言うか意外と言うかやれば出来るじゃんと言うか(偉そうですいません)。とにかくスムーズで特に気にならなかったことであったのは確かです。原作があっての脚本というのも私の勉強不足によるものか定かではありませんが初めてお目にかかる感じでありまして。そういう意味では原作のデジタルな部分とのコラボが見事にはまってるのかもしれませんですたい。

キャラクターもそれぞれ個性がきちんと描かれていて、すんげえ多い登場人物で、しかも嶋田久作さんの役みたいなマンガの世界でなければありえなさそうな特殊技能を有していそうなキャラから松重さんのキャラのように地に足がついたキャラまで幅広く存在していて。それがとてもスケールの大きさを感じさせます。もちろんこれら全てが収束に向かって一本の線として連なっていったらのお話しですけど。今のところぶっ飛んだ現実社会とは隔絶された特異な世界ではなく現実の中で物語が紡がれていくようなリアル感を感じさせますです。

ハンディというか弁慶の泣き所というか、妹の存在が主人公の弱点として強く描かれていて、あまりそういう部分を強調されるとしんどい印象に映ります。なのでガチンコ勝負じゃないですけど命を狙われるターゲットはリスクを覚悟する主人公に向かって欲しいなとしょぼい事を考えてしまいますです。

展開と言うか空気感はデスノートみたいなものを感じます。もちろん手段とか動機とかなにもかも共通性なぞないのですが一般ピーポの知らぬところでなにかが蠢いている影を強く感じる世界に共通性を感じますです。とにかくこんなおいたをしでかす犯人の目的と意図が分からない限り主人公の側は防御戦に右往左往する訳でそのアタックを知恵と勇気でかわしながら徐々に手がかりを掴み膨らませていって最後攻勢に打って出るのが常道でしょうが。時々尻すぼみというか始めの壮大さに比べて最後あっけない終わり方する作品も見ますので、そこいら辺のバランスに注目したいところであります。三国志でいうなら袁紹・袁術的終焉ではないほうがいいよなあと期待するところです。

初回のお気に入りシーンはやはり細菌ばら撒かれてからの松重さんのセリフ「なにかを守るってのはこういうことだ。」そして運命を悟っても毅然と任務を遂行する様がゾクゾクきました。自分もこうありたいものですわ。無理ですけど。大人がこう言う犠牲を覚悟して生きてるんだから主人公も妹をも犠牲にする覚悟で立ち向かえよと思う私は薄情者なんでしょうか。少なくともこの中にスパイが存在してたら厭ですな。ブラフと知ってたから冷静でおれたんだとしても、もしそうだったら私の感動を返せと言いたくなります。で、群衆の一人だとしたらああいう風に逃げ延びようとのた打ち回りたくはないなと。にしても皆外に出たら一斉に携帯とか掛け捲ってましたけど中にいるときは電話も写メールとかもしてませんでしたねえ。他人事でないと写真バシャバシャしないもんなんですかねえ。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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