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柳生一族の陰謀

いやあ困るんですよね、F1と時間がかぶるのは。

いやあ困るんですよね、途中まで見てF1始まったら後半は録画でと思ったのに存外面白いのは。えらく後ろ髪ひかれちゃいました。でも結局初志貫徹でF1見ましたけど。ところでライコネン、去年で運を使い果たしちゃったんでしょうかねえ。なんかやることなすこと裏目って感じです。

いやあ困るんですよね、真の影なのに将軍という燦然たる光りと直にちょくちょく会うのは。なんかね薄っぺらに見えて権威の荘厳さがかき消されちゃうというか暗躍と言う文字が踊らない感じで。こういうのって死して屍拾うもの無しって勢いが身に染み込んでるもんで。

いやあ困るんですよね、跡目争いなんて結構な嘘こかれちゃ。そりゃまあ謀反ということじゃあ結果は一緒ですけど。役者さんのガチンコが映えてるだけに嘘つくならもっとぶっ飛んだ大嘘こいて欲しいとこであります。

いやあ困るんですよね。柳生十兵衛登場の雨のシーン。思わず映画「梟の城」想い出しちゃいました。上川さんだし、また釜ゆでの刑になっちゃうのかと思ってしまいました。

いやあ困るんですよね。どっちが悪党なのか意味不明なのは。ご乱行といい毒殺謀る側近といいこりゃ忠長側の方が正義っぽいじゃんか。悪に従うヒーローなんて日本で馴染むのかしらむ。

などときちんと観ずに思った感想(感情)でしたが以下はちゃんと観ての感想ですので前と言ってることが違うのはそういうことですので。

それにしてもオープニングの音楽とタイトルバック良かったですね。久方振りに「時代劇が始まる~」ってぞくぞくしてきちゃいました。何を持って日本らしいかと詰められると答えに窮しますが、日本(時代劇)らしい血沸き肉踊る気がしてきます。

根来衆の一族再興の為に献身的に働きその他大勢の如く倒れていく様が観ていて痛々しくなりました。地べたに這いつくばって懸命に生きてる様に涙してしまいますです。決してたくさん映ってる訳ではないんですが、何故か強く想いが伝ってきましたです。

十兵衛が眼をやられたくらい鬼のように強い化け物みたいなお公家さん登場させるなんて、もうこれは妖怪退治の側面もあるかのようでした。なにせ公家=弱っちいを覆す気持ち悪さですから。白塗りお歯黒で強いなんていったら権謀武術兼備の最強キャラじゃないですか。もう人間の領域越えてますってマジで。こんなすんげえキャラ倒すんだなと思うとそれだけでなんかワクワクしてしまいます。

それにしても松方弘樹さんすんごい迫力でおました。家光に「戦に討ち死にはつきもの云々」という説教は観ているこっちの方までビビリがきましたです。

最初家督争いかと思わせといてこの気に乗じて公家が天下を取らんと蠢く展開に騒動が発展して行くのですが、ここまでくればもう安心して大嘘に乗っかれて楽しめます。そしてとんでもない陰謀でた忠長をはめる但馬の守。卑劣といわずしてなんとするというホントにどっちが正義なのか不安になってきますです。

でもてっぱうの発射音がなんか違わねえかと思わんでもなかったです。ちょっと興醒め。あんな乱戦でてっぱう撃ったらお味方にも当たりゃしないかとも思いしが。せっかく今日まで時代劇を支えてこられた役者さん方がたくさん出ておられたのに手抜きのような画の中に収まるのはなんだかなあでした。もっときちんとした見せ場にして欲しかったであります。

でまあお家騒動はこれにて一件落着と相成り名君の器たる忠長は自刃なさりそれを見届ける十兵衛でありました。後は勝者の誇りで後始末と妖怪退治でエンディングかなと。

「何が善で何が悪か誰が決められよう。」そういって奥義を駆使して妖怪退治を無事果たし・・・ってここに来て根来衆が・・・・

こりゃ怒れるわな。誰が見ても悪事に加担してたって思えて怒りの鉄拳が江戸城に舞うんだろうなと思えましたよ。城中あんな格好で歩き回れるのかよという突っ込みはありますがさすがにここまでこけにされりゃあ立つよなと納得でありました。ある意味痛快。

でも最後の「夢だ」のシーン映画でも確か観たよなあと薄ら覚えながら思い出しました。もしかすると大まかなストーリーって映画と変わらなかったっけ?と。映画も観たんですけど終わりごろ以外は何故か思い出せないんですけど。でもですよ今日観てて十分ハラハラドキドキしましたから新鮮な気がしたことだけは間違い感想です。物忘れがひどくなったのかしらむ。でもやっぱいい時代劇でありました。それは確かです。

役者さんとしても仕事人っていうイメージがある上川隆也さんですので、苦悶を抱えても使命を守る姿は画として無理なく観てられます。それで今までは苦渋を舐める役というのが多かったイメージがあるので最後の堪忍袋の緒が切れる上川さんは初めて観たような感覚がありますです。それだけ虫けらのように扱われた根来衆に感情移入できたことが最後の痛快に結びついたとも言える訳ですが。そういう意味ではなんか悲しいドラマでもありました。

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