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越境捜査

この色調はテレビ朝日独特なのでしょうか。陰鬱というか影(登場人物の背景)がやたらと映りこんで見えますです。最近でもゴンゾウとかも同じ匂いを感じます。

テーマというかモチーフも組織の腐敗とかを得意とされてるようで、それに個人で孤立無援ながらも立ち向かう感じですが、米国作品のように勇壮感の欠けらも無い勢いです。むしろ義務感と言う悲壮感漂う感じです。これが日本人のヒーロー像なのでしょうか。

物語は警察内部にはびこる強大な組織の中に潜む獅子身中の虫を追い出さんと正義の鉄槌を果敢にも振り上げるお話し。いい意味のドンキホーテとも読める訳ですが、信頼していた人までがもしやもしやの疑心暗鬼という展開は昼ドラの野郎バージョンみたいでどろどろです。予想外の展開と裏切りの展開は違うものであってこの展開はじとじとした日本の気候のままに湿気てる感じがしますです。最後は晴れるんでまあいいんですけど、こういう展開を好む人はいるかしらんと思えたりもしますです。壮大な物語が多いアニメやマンガでは友情と信頼が第一のテーマであって裏切りを描くことは嫌われるような気がしているのでそういう感覚はドラマにも当てはまるんじゃないのかなとふと思いました。

唯一予想外だったのはこういう場面で終わりかよということでした。確かに事件の全貌は明白になったのでありますが、しかしながら誰も捕まってはいない。捕り物帳としての見せ所を廃棄したとも映る訳でありまして。とても不思議な印象でありました。好きか嫌いかと問われたら、まだ続きがある風にしか見えないんで微妙~と答えるしかない感じです。

組織で何か事を起こったことに対し「責任者出て来い!」と叫んでもみんな「俺じゃない」と思っていて「言われたことをやっただけ。」という答えが返ってくるから始末に負えない「赤信号みんなで渡れば怖くない」なのでしょうけど、最後は何故か人手が足りなくて警察の超お偉いさん自らが実行犯となるという展開は「責任者はお前だな」と決め付けるために必要なことだったんでしょうけどなんか安っぽい権力に映りました。

なんか悪口雑言垂れてるみたいになりましたけど医療はフジ・教師はTBSとかいう看板でいったらテレビ朝日は刑事モノを得意とするんだろうなという印象を受けまして、少なくともゲーム感覚では事件を扱わない造りをされるんだなという感じがしました。各登場人物の背景と言うものがものいう感じで役者さんの力量を問われることにもなる訳で、役者さんを観るにはいいのかもと。

私はお気楽系を得意とするので、この手のものはあまり食指が動かないのですが寺島進さんと夏八木勲さんを観たくて観ておりました。やっぱ存在感あってよかったですわ。夏八木さんが悪党やるのは似合わないイメージを勝手に持ってるので主人公と娘さんが一時期疑う辺りは新境地開拓されたんかと思ったんですが、そうならなくて良かったというのが素直な感想です。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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