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パズル DVD その3

この作品はpieceという数え方をしてるけどめんどっちいので(鮎川と一緒で横文字が苦手なので)以下は第何話という表記で通しますのであとはよしなに。尚テレビ放映時に書いた感想と重複する部分も多々ありますが、やっぱそう思えるよなということを言いたくてあえてかぶる内容にもなっております。

*それにしてもというか観終わってみれば毎回ゲスト出演される方々の豪華なことったらありゃしない。セット組む予算とかまで出演料に回してしまって財政的にしょうがないから浜松くんだりまでロケに来て予算の帳尻あわせたんじゃないのかと思える程豪華でおました。

まあ、冗談はともかく近場の話しで言えばこの作品で使われた地は最近浜松市になったばかりで以前は引佐郡と周智郡といった場所でした。以前小國神社という場所で映画「雨あがる」の撮影が行なわれましたが、そのDVDのオーディオコメンタリーで関東に近くてこれだけのロケ地があるのは驚いた旨のことを話されておられました。よくよく考えてみれば市町村合併する前の浜松は山を持たない市でしたが合併することによってそれを有するようになり、山あり河あり湖ありダムあり砂丘あり多少の街中もありということになったのであります(島はない・金持ちがいないのか大層なお屋敷とかもない)。豊かな自然を有していてもその窓口がなく今まで手付かずであったのが、浜松市という大きな窓口を通せばそのパイプが上手く流れるんじゃないかと思ってもしまいます。以前浜松ロケといえば奥浜名湖と中田島砂丘を往復するくらいのワンパターンでありましたがご当地という冠を外せば関東からの距離を考慮した時その可能性は広がるのではないのでしょうか。

まあ芸能人とみると蝿のようにたかる田舎者ばかりの浜松人ですから人的障害で撮影には向かない土地柄かもしれませんが少なくとも物言わぬ自然は豊富であり、今後はそれを生かしてたくさんの撮影がされるようになればいいのではと夢見てしまいます。

*テレビではあまり気づかなかったけど塩見さんがDVDでは映えて見えました。ドラマ全体でいうと後半に向かうにつれ徐々にコメディの分野に流れていく様はありますが、渋さがなんとも言えず味がありました。

*やっぱ三人娘の存在は必要なのか何度見ても分かりません。男3人組がいちゃつきたいがために冒険の旅に出ようとする動機付けとしては不可欠ですが毎回死体発見してキャーと報告するのと使えない奴と罵るうちにいつの間にかその存在感がフェードアウトしていくように薄れていく。とても中途半端であり正直あの裏表の使い分けは反感すら覚えかねない印象です。せめてお上品な口調と態度は終始裏返ることなく言う内容だけお下品という感じの方がまだ許せる感じに映りました。それとは別にお互いいちゃつきたい可愛げのある者同士を強欲鮎川が邪魔をする構図の方であったならどういう印象になってたんでしょうかねえ。

*テレビで観た限りでは第1話が一番出来がいいかと思っていたんですが、DVDで改めて観直してみると第7話を再認識しましたです。すべて(どの回でも)において密室・閉ざされた空間という縛りがあって、その為に携帯電話等現代生活上においては矛盾のがある部分が存在するのですが時代性を無視してしまえばとてもよくできたトリックでありました。劇中では寒いと扱われた鮎川の小噺でしたが私は笑ってしまいましたし。それになにより風間杜夫さんががんこ良かったです。清水さんもいぶかしげな雰囲気プンプンでしたし。確かに言葉は悪いですけど悪党そうな雰囲気ありましたです。そういう重たい空気を鮎川達のお気楽さで帳消しにして観易い印象を与える絶妙なバランスに感じました。唯、敷地内で毒草から毒物煎じなければならない必然性がなんだかなあと言う気分は残ります。覚悟の上での行いならそれぞれあらかじめ用意してるでしょうにと。でも殺人のトリックは見事でおました。お芝居とトリックがレベル高くて見応えあります。

*思い込みだった。「トリック」とどうしても同列扱いして観てたせいと、一応地元(遠いけど)でのロケで何話か撮影されたというインパクトで、全てロケでの撮影だと思っていたのです。ですが、コメンタリーでスタジオでも撮ったと発言されていて思い込みと知りました。別になーんだがっくりということを言いたいのではなく、その差異が分からない程見事だったという感嘆ということです。こういうたばかられ方は作り手の腕によるものですので大歓迎したいところです。そして案外予算掛けてたんですなあと。そう思えるほどきっちりとしたセット作られたんでしょうね。

*決め台詞・お約束台詞の決定版が欲しかった。ヤマ場になれば毎回必ず出なくても意味不明であったとしてもインパクトの残るセリフが欲しかったです。後で必ず話題になるドラマだとかだとひとつのセリフで嗚呼あのドラマねはいはいと話しが続くものです。このドラマで印象残ってるのは「お前ら」ですが、鮎川だけでなく大道先生も刑事さんも使ってましたから。そういう部分は欠落してたのかなと思わないでもなかったです。

*殆どの回において犯人に「ばれちゃしょうがない」とばかりにあだけられる展開なのですが、これについては必要あるのかしらむと疑問を感じていたのですが。まあ普段生徒達に傲慢な分のしっぺ返し的な因果応報的な要素の現われの表現なのかと自分なりに考えていたんですけど。コメンタリーとかによると石原さんが「アクションに挑戦したい」という意向がありその要望に沿ってという側面も第1話においてはあったらしく、必ずしも以降もその意向に沿ったものかは定かではありませんが、剣道部という設定を光らせる意味もあるのかもしれませんが、やっぱてんやわんやする必然性のある回とない回があってケースバイケースにしとけば良かったんじゃないのかと思ったりもしますです。もっとも立ち向かうというより逃げ回るということでこれを立ち回りと表現するのかどうかは疑問ではありますが。

で、その分はしょって何を観たかったのかというと、例えばフェードアウトしてしまっていた三人娘のダメだし「やっぱ使えん。」とそんなこと言わないでと何とか取り繕う三人組のドタバタとかを。なにしろ毎回懲りずに儲け話し持ち込んでくるんだからそれなりの取り繕いが存在してなきゃ普通頼みには来ないだろうという突っ込みをしたくなるんですわ。

他には最終回にのみ貧乏ゆえに金に固執する鮎川が描かれていたんですが、それを毎週あ~あ今週もと財布とか見て嘆息するシーンを盛り込んで欲しかったです。道楽というか性根が強欲なのではなく生活上強欲でなければならない鮎川と言うほうが観ていて厭味がなくなるというかその行動群に納得できるんじゃないのかと。それにしても何にお金使って貧乏してるんでしょうかねえこの人は。

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