« *だんれもおりゃせん | トップページ | 正義の味方第9話 »

ゴンゾウ・伝説の刑事その9(第9話)

先週に於いて無駄が無いこれこそエコだと言わんばかりに全てがパズルのピースのように組み合わされてく様がすんげえと書いたんですが。

今週はそれに輪をかけて、3年前の忌まわしい記憶と共に今も尚引きずったままで解決した筈の事件すらも連なっていたとは最早驚き以外の何物でもない感じです。しかもゴンゾウを悩ませ続けている杏子の「この世界に愛はあるの?」というキーワードの意味をゴンゾウ共々杏子が絶望を投げ掛けた言葉だとばかり思っていたのが、実は未来の為に犯人を捜すメッセージであったという逆転劇はホント天地驚愕です。

それもこれも内野さんと池脇さんが見事観てる者をたばかったとも言える訳で、やられたとしか言いようがございませんです。あんだけ杏子(池脇さん)の人生が負の方へ転がり落ちていってたら誰しも最後に絶望の言葉を残して逝ったとしても不思議じゃあありませんから。それでもゴンゾウの為に全てを開け放して逝ったってことはゴンゾウの為に生涯を生きたみたいでなんか余計に切なくなってきてしまいました。誰もいない会議室で頭から血を流すほどなんて俺は馬鹿だったんだという自責の念のシーンは狂気ではなく自分に対する憤りから出た行為であると言うのが読み取れて納得でおました。私でもやるかもしんないなと。

ちょっと遡りますが、その前はロシアンルーレットを今回もゴンゾウやってましたけど、死へ導かんとする死神などではなく天使の誘いだったのですね正しい道へ進めという。前回は1発やって今回は2発やったんですけどもうさすがにしないでしょう。真相(言葉の意味)を知っていなければ日に日に試射数を増やす勢いに感じられました。「俺の命は俺のもじゃない。来たる時が来れば命は暮れる。だから怖れるものは何も無い。」というセリフにとてつもない狂気を感じたんですがその思いは失せたんでしょうか。そしてゴンゾウの心の病はもう癒えたんでしょうか。ま、それは来週で分かることでしょうけれど。

なんかですねえ池脇さんたった一回しか出演されてないのに、このドラマの核となられてる勢いを感じます。それだけゴンゾウである内野さんの杏子に明においても暗においても惹き込まれている勢いが増幅させておられる訳ですがやっぱこの存在感は凄いす。「刑事の現場」でも存在感放ってらっしゃられましたがハンパないっす。いつも心に傷持つ多少達観したような大人の役を演じられておられる印象なのでたまには能天気なハッピーエンドになる役も箸休めとして観たくなってきました。映画「きょうのできごと」の「あほぉ」と言うセリフが最後で吐けるような感じを再び希望しますです。

で、チラッと書きましたけど内野さんの惹き摺られる演技が凄くて杏子(池脇さん)の存在が映えたんでしょうけど、男が男褒めても気持ち悪いんで。まあここはとにかく池脇さんが凄いということで勝手ながら押し切らせていただきます。

高橋一生さんのセリフで今までの苦労はこのセリフを言うがために背負い込んできたんだとさえ思えた「あなたの弟さんの飯塚シンゴに頼まれました。姉ちゃんを頼むって。俺が。何が何でも果たさなけりゃいけない約束です。あなたを助けます。」がこれまた決まってました。なんか万感の想いが積もったって重みがあってホント良かったっす。

こういう凄い方々の中に入るとユイカは役者さんとして子ども扱いされかねないのですが、鶴というキャラクターがそのまんま(子ども扱い)なのではまってる感じがしますです。背伸びしてる感じが役とリンクしてるみたいに思えました。

お姉ちゃんが恐怖に打ち震えてなにも応えられない閉ざされた心を氷解させて全てを事細かに話していくとこでオンオフのスイッチが切り替わったようにいきなり冷静(普段)になる様にはもうちっと徐々に解けてくステップがあった方が私の好みではありましたけど。それ以外は皆さんホント匂い立つような演技でぐいぐいですたい。タイプです。

いよいよ来週が最終回。犯人が提示されました。凄い愉しめたドラマです。もっとずうっと観ていたい気も当然ありますが、これほど綿密かつ濃厚だとダラダラ空気感に満たされるよりもスパッと一期一会みたいな締めの方がいいんでしょうかね。とにかく来週どういう終わり方であろうと愉しみたいですわ。

|
|

« *だんれもおりゃせん | トップページ | 正義の味方第9話 »

2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« *だんれもおりゃせん | トップページ | 正義の味方第9話 »