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33分探偵その8(第9話)

ありえないくらいなんやかんやの推理でありましたが、人を殺める資格というえらい深い倫理を説いていて、良い出来なのか悪い出来なのか訳がわからない最終回でありました。でも面白かったからやはり良い出来と言うべきでしょうか。

もう有り得ない超強引なこじつけはもうここまでくるとSFの空想世界の領域までぶっ飛んだ感じです。ついてけないというかそれを聞き入る容疑者さん達が可哀想なくらいでした。これはもう今までの中で最悪の推理と言っても過言ではないのだ。とつい呟きたくなる勢いでした。しんどい瞬間でした。

ですが、それ以外はホント面白くて、リカコのMAXなはしゃぎ具合とかついに言ってしまった「じっちゃんの名に懸けて」のパロディ。しかも何それ?と言われて知らんのかいというオチ。笑うしかありません。パロディと言えばSPの本物の役者さん(神尾さん)登場したり(しかもチョイ)と、など他にも探せばボロボロ出てきそうな勢いでした。岡田義徳さんの出演はTHE3名様繋がりということでの友情出演なのでしょうか。そういやあ志賀さんもTHE3名様出てらっしゃったっけ。

情報屋との駆け引きはアドリブだよな絶対って思わせ、しかもそれで終わりかと思いきや志賀廣太郎さんが出てきて意味不明な状況に陥ってるし。もうホントに推理さえしなけりゃホントに馬鹿ばかりやってて楽しいカーニバルにいるみたいでした。他のお約束でコーヒー飲むのと玄関でのやり取りがなかったのは残念でしたが、有力情報の海人は痛快でした。

ここまでくると、他のシーンが冴えてるのにと思えば思うほど肝心の推理があれで、こりゃ絶対作り手さんは意識してわざと推理をくだらない方よりくだらない方へと作り上げてる確信犯だなと思えてきますです。その効能は私には分かりませんですけど。

それでもむしゃくしゃしたから人を殺めるというのは現実を映す鏡としてきっちり問題提起して誰が見たってそんなことする奴が悪いと思わせるのは今までのええじゃないか的なおちゃらけがなんだったんだと言う気にもなるくらいの真面目に戻った瞬間でもありました。

死んだと思わせての展開も、周りがあんだけ別れを悼んでいる(こいつ死ぬなと思って)状況で実はリカコ君のヒールで命拾いしたとも言い出せず参ったなあという六郎(堂本さん)の辛そうな表情がユニークでした。

ここまでくると完全に作り手さんの手の内で良いように観てる方が転がされている気になってきました。

ちなみに最後の停止状態からボーリングのポーズに変わるのがこの回の一番のお気に入りのシーンでした。なんか知らんがよかったですわ。

最終回を終えて振り返ってみればあっという間でした。こういう世界感他ではまずお目にかかれないですから貴重な空間といえなくもなし。今度見る時は殺人事件ではなくお宝探しをして欲しいところです。あるかどうかは知りませんが。

とにかく発想と妄想だけでドラマ作ってもいいんだと思わせてくれたのはそれだけが得意の世代の人間に勇気と希望を与えて俺でももしかしたら作れるかもと思わせるパワーを伝道したことは確かでしょう。最後の「またね」と言う言葉に期待したいところであります。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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