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ゴンゾウ・伝説の刑事その10(第10話)

前回の終わりでついに本当の犯人がその姿を現したのですが、過去に少なくとも三人は人を殺めているのにこの期に及んでなのか未だになのかはよく分かりませんが幼い頃のトラウマの呪縛に苛まれている犯人だった。というのが意外でした。なにせあまりにも巧妙な計算された手口から推測して自信に満ち溢れた愉快犯(他人事に思ってるくらいの)なのかなと前回思っていたんで。

この分じゃおそらく三人じゃ済んでないだろうと。そしたら廃屋での決闘サバイバル的シーンの後でのサスペンス劇場でお馴染みの犯人の懐古話しの中で実は親を殺したのは自分と暴露して、最後の最後にきてまでまだ意外な展開を導き出すとは。その前のオウムの巣から出てきた証拠品?から同じ精神の病から同じ精神科医にお世話になっていて、オウムの前の持ち主が本星(乙部)だったというのは。どこまで見てる側の予想を裏切れば気が済むんだという勢いでした。

犯人役の方(内田朝陽さん)の狂気に裏付けられた上での人をなめきったような物言いが不気味でした。こいつなら確かにやってもおかしかないという雰囲気ぷんぷんでした。狂気の皮を被った小心者などではなく善人の皮を被った狂人という冷静な匂いプンプンでありましたが、ゴンゾウが血しぶきを上げて仕留めたと思われた後、邪魔者は消えたはずなのに何ゆえ理沙(大塚さん)を当初の予定通り殺害しなかったのか。どうせ自分も死ぬつもりだからととろとろしてたら他の猟犬達が雪崩れ込んでくるであろうことは分かっていた筈であろうに何故即行動しなかったんでしょうか。明確な答えが私には読み取れなかったので勝手に解釈しますけど、もしかしたらもやもやっとした答えがありそうだけどそれを見つけられないまま死を迎えるのに躊躇したんでしょうかねえ。そしてその求めていた答えを意外にも復活したゴンゾウが言って納得できたってことなんでしょうか。なんか変に晴れやかになった時点でゴンゾウに撃たれたような気がしましたです。犯人の側なりにすっきりしたんでしょうかこの顛末は。引導渡したってことでそう思いたいところです。

「この世界に愛はあるの?」にあると答えたゴンゾウ(内野さん)の答えの中にホームレスのおっちゃんも出てきて、これで1話から全て登場してきた逸話が再度出てきたことになりました。何もかもが繋がっているすげえよく練られた世界でした。回り道(誤認逮捕・捜査)と観る側に思わせといてのこの連なりはあっけらかんと圧巻でした。それにオウムまでもが含まれるとは。

観る前はシンプルにゴンゾウという一度挫折した人の再生記かと踏んでいたドラマでしたがとんでもとんでもという展開で。やけに汗臭い血にまみれた野郎臭い猟犬達のお話しでした。それぞれの持つ複雑な想いを抱えてそれでも犯人を追い詰めていくと言う人間ドラマとしても愉しめましたし、役者さん観てるのも愉しめたしといいもの観たという気分は最終回まで息切れすることなくありました。

佐久間(筒井さん)とゴンゾウの関係も怨みつらみじゃなくて乗り越えるや否やの向上心からくるものであって良かったです。内輪もめほど見苦しいものはありませんから。

もし繰り返し観て愉しいかいと聞かれたら、観る側を見事に騙しまくった脚本と演出の天晴れな妙をチェックするような感じで観れば興味深く見れそうですけど、能天気に楽しんで観れるかと言うとそれはちょっときついかな一期一会の世界かなと。

あとどうでもいい感想ですけど、せっかくユイカのメイドコスプレ。もっとアップで映せよと。スーツ姿のパンツルックだって珍しいですけどそれはまだ幾らでも見るチャンスありますけどああいうコスプレしかもピンクなんざこれが最初で最後でしょうから。

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