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あんどーなつその8

国営放送の朝ドラといいTBSの人情劇とい、看板背負ったような別の意味で重たいドラマで実績をこの若さで着実に残せる役者さんみたいですしほりんは。

ただコメディでの抜群な間でのセリフ回しがこういう作品では影を潜めてしまうとこが淋しいといえば淋しいところではあります。

冒頭のお婆ちゃんに手を差し伸べるシーン。初回でもありましたけど躊躇なく行く所が凄いなあと。いらんこんだと余計なおせっかいみたいに言われて人が親切にしてやろうと思ったらこうだもんってな具合で気分を害することが現実社会ではよくある小さな親切ですが、おそらくなつならわたしゃまだ若いと迷惑がられてもそりゃ良かったって喜べる人なんだろうなと思えてきます。

「無駄口叩いてないで手え動かせ。」という親方の言葉。私もよく言われる言葉で耳が痛いす。もちろん職人じゃないですけど職場の和と作業効率は必ずしも同じ方向を向いている訳ではないのですが、長いことここでやっていこうというのなら私は「手え鈍っても無駄口叩く」主義で生きてます。

ほんで福井ですわ福井。縁がありありってか。ちりとてちんのDVD馬鹿売れしてるそうでその熱覚めやらぬ間に再び福井に降り立つなんていう設定はいささか出来すぎやらせ過ぎって気もしないでもないですが、原作も福井なんだからこれはもう運命のお導きとしか言い様の無い偶然の一致でしょう。なんかドラマとは関係ないところで感慨深い感じです。さすがにTBSとNHKとは因果関係がないので新たに名所を散策させられてましたけど、本音を言わしてもらうなら観光案内はしょって欲しいとこではありました。

にしてもさすが泣きのしほりん。おばあちゃんとの久々の再会のシーンはただそれだけなのに元気だった頃との違いに驚いたり(それだけ久し振りだったと気づいた)自分のことを気遣ってくれることに涙したりで、ついほろりとなってしまいました。去り際の後姿も後ろ髪引かれる「惜別」が漂っているのを振り切ってというようで、ホント上手いですこの人は。これだけで一話作ってくれても良かった勢いです。福井の言葉でなかったとこはちと残念でしたけど。

そして浅草ではかしましい女衆の話しに尾びれがついた噂話でおかみさん(風吹さん)がやけに嬉しそうにはしゃいでる辺りが印象に残りましたです。ホントに好物なんだろうなと思えてきますです。よく出来た人でもさすが下町、こういうとこが人間臭いって感じで親しみが湧きますです。

いまひとつの流れは跡継ぎ。なにがいいのかなんて分かりませんから自分のやりたい道を進むにしても親の跡ついで汗流すのも、こういう親子の軋轢は観戦するのみであります。まあテーマが明日を作る若者の立場は違えど覚悟と決意ってくくれば繋がってるんでしょうけど決して目新しい展開には思えませんでしたです。むしろ結婚に失敗したお姉ちゃんがなつの姿見てもう一度やり直そうというのを描いたほうが里帰りして気合い新たななつのひと仕事って感じの勢いで主役が立ったかなと思える私です。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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